介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
生活支援技術 問44

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問題

介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 生活支援技術 問44 (訂正依頼・報告はこちら)

Mさん(89歳、女性)は、加齢に伴う両下肢の筋力低下がある。立位保持ができなくて、日中ベッドで臥床して過ごすことが多い。ベッドから車いすへの移乗は一部介助が必要であるが、車いすは自分で操作できる。

Mさんの上肢を活用した移乗介護に使用する福祉用具として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  • スライディングボード
  • スライディングシート(マット)
  • 回転移動盤
  • 介助型車いす
  • 移動用リフト

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

スライディングボードを使用することで座位のまま滑らせるようにして移乗動作を行なうことが出来ます。

2.スライディングシートは寝ている患者を動かすときなどに使用します。

3.回転移動板は移乗の際に利用者の足の下におき、方向転換しやすいようにする福祉用具です。要介護者が立ち上がれることが使用する場合の前提条件となります。

4.Mさんは自分で車椅子を操作できるため、介助用車椅子は不適切です。

5.移動用リフトが必要な身体レベルではありません。

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02

正解は1です。
スライディングボードを使用することで、Mさんの上肢の力を活用しながら座位のまま滑らせて移乗が可能になります。
2.スライディングシートは、寝たままの人をベッド上で移動させる時に使用します。
3.回転移動板は、Mさんは立位保持ができないので使用できません。
4.5.Mさんは車イス操作ができるので、必要ありません。

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03

正解は1です。
「ベッドから車いすへの移乗は一部介助が必要であるが、車いすは自分で操作できる」という状態を想像すると、1のスライディングボードが適切になります。
それぞれの福祉用具の用途について理解することが重要です。

スライディングボードとは
座位姿勢でのベッドと車いす間を移乗することができるボードです。
ボードは滑りやすい素材でできているので、安定した姿勢で移乗することができます。

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