介護福祉士の過去問
第29回(平成28年度)
生活支援技術 問53
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問題
介護福祉士国家試験 第29回(平成28年度) 生活支援技術 問53 (訂正依頼・報告はこちら)
腸管出血性大腸菌で下痢が続いている利用者のおむつ交換をするときの留意点として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 汚れたおむつをビニール袋に入れて、袋の口を固く縛る。
- 汚れたシーツには、アルコールを噴霧する。
- 手洗いは、洗面器にためた水で行う。
- 殿部の汚れは、トイレットペーパーで拭けばよい。
- 専用の手袋を繰り返して使用する。
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この過去問の解説 (5件)
01
感染症の下痢や嘔吐の場合は、感染源となる排泄物や吐物をいちはやく袋などで密閉する必要があります。
2 汚れたシーツやは次亜塩素酸を用いて漬けおき消毒します。
3 手洗いは石鹸とたっぷりの流水で洗います。
4 臀部の汚れは洗い流すか、お湯で絞ったタオルで拭いて清潔にしましょう。
5 手袋は使い捨てのものを使用し、1回ごとに袋に入れて処分します。
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02
2.アルコールで噴霧しても、汚れたものはきれいになりません。塩素系漂白剤で付け置きし、洗います。
3.手洗いは石鹸をつけ、流水で行います。ためた水では手に菌が付着したままの状態です。
4.トイレットペーパーで拭いただけではきれいになりません。洗い流すか、お湯で搾ったタオルで拭きとるようにします。
5.手袋は使い捨てのものを使用し、1回ごとに捨てます。捨てる際も感染の広がりに注意し、裏返しながら外し、袋に入れ、口をしっかり締めます。
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03
腸管出血性大腸菌は感染するため、感染対策が重要になります。汚れたおむつから菌が出ないよう、ビニール袋に入れて口を硬く縛ることは、適切な対応です。
2.汚れたシーツは塩素系の漂白剤で殺菌する必要があります。
3.手洗いは流水で行ないます。
4.汚れを洗い流して、タオルなどで拭くようにします。
5.手袋は必ず使い捨てにします。
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04
2.汚れたシーツは、塩素系の漂白剤につけ置きしたあと、他の衣類等とは分けて洗濯をします。
3.手洗いは流水を用い、石鹸を泡立ててしっかり洗います。
4.殿部の汚れは洗い流して、乾いたタオルなどで水分を拭き取ることが基本です。また紙製のお尻ふきなどを使ってもよいでしょう。
5.手袋は使い捨てのものを用い、毎回すぐに破棄します。外す際は内側から裏返しながら外すことで、汚染した面が外側にならないようにします。
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05
排泄物から感染する可能性がありますので、ビニール袋に入れるのが適切な対応です。
不正解とその解説
「2」・・・汚れたシーツは次亜塩素酸系の漂白剤で、汚れを落とします。
「3」・・・流水で行います。
「4」・・・洗い流すか、おしり拭きなどを使用しましょう。
「5」・・・使い捨ての手袋を使い、一回一回変えて使うのが衛生的です。
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