腸管出血性大腸菌による感染症は「第三類感染症」で、あとの3つは「第五類感染症」に分類される「感染性胃腸炎」に該当しています。
感染症は、感染症法によって第一~第五類の5種類と、ほかに指定感染症、新感染症の7つに分類されています。
第一~第五類感染症は、感染力や危険性によって5段階に分類され、第一類が最も危険性が高いです。
感染症の分類を覚えていなくても、(1)~(4)の中では、他の3つに比べて(3)腸管出血性大腸菌による感染症が重篤になりやすく危険性が高いので、(3)だけ異種と考えて解答に選択することもできます。
参考までに感染症の一部を載せておきます。
第一類…総合的にみて極めて危険性の高い感染症(エボラ出血熱、ペストなど)
第二類…危険性の高い感染症(鳥インフルエンザ、SARS、結核など)
第三類…第一、第二類ほど危険性が高くはなく、集団感染を起こす可能性が高いもの
(腸管出血性大腸菌感染症、コレラ、細菌性赤痢、腸チフス、パラチフス)
第四類…動物や飲食物を介してヒトに感染する恐れのある感染症
(A型肝炎、E型肝炎、デング熱、日本脳炎など)
第五類…国が感染症の発症動向を把握して公開し、発症を予防する必要のあるもの
(感染性胃腸炎、インフルエンザ、手足口病など)