調理師の過去問
平成24年度
食品衛生学 問43

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問題

調理師試験 平成24年度 食品衛生学 問43 (訂正依頼・報告はこちら)

細菌に関する記述について、正しいものを一つ次の中から選びなさい。
  • 酸素があってもなくても発育可能な細菌を、偏性嫌気性菌という。
  • 細菌は、外形によって球菌・桿(かん)菌・らせん菌の 3 種類に大別される。
  • 一般に細菌は、弱アルカリ性よりも弱酸性を好む。
  • 細菌は、生きた細胞の中でしか生きられない。

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この過去問の解説 (4件)

01

正解は(2)です。

(1)嫌気性菌にも2種類あり、酸素があっても発育できるのは、通性嫌気性菌です。
偏性嫌気性期菌は、酸素は殆どないところを好みます。

(3)アルカリ性を好むものも、酸性を好むものもいます。

(4)培養するために、シャーレの培地の中でも生きています。

この問題は、細菌の形が3種類あると覚えるのではなく、嫌気性菌を正しく覚える事が大事です。
(3)(4)は、細菌の基礎なので直ぐに判断できるとして、(1)をしっかり覚えていれば、おのずと(2)が正解と、導き出せる筈です。

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02

正解は 2 です。

1: 増殖時の酸素の必要度によって細菌を分ける問題はよく出題されますので、今一度復習をしましょう。
   好気性菌ー酸素を必要とする。
   通性嫌気性菌ー酸素があってもなくてもよい。
   偏性嫌気性菌ー酸素が不用。
   微好気性菌ー酸素が5%から15%必要。

3: 多くの細菌は中性からアルカリ性を好みます。

4: これはウィルスのことです。

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03

正解は(2)です。

(1)誤りです。偏性嫌気性菌は、酸素のほとんどないところでのみ発育できる菌のことをいいます。酸素があってもなくても発育可能な細菌は通性嫌気性菌といいます。

(2)正解です。細菌の形は球状菌、桿状菌、らせん状菌の3つに分かれています。

(3)誤りです。細菌は、pH7〜8(中性〜弱アルカリ性)が最適値となります。

(4)誤りです。細菌は自身で細胞分裂により増殖します。問題文はウイルスのことを言い、ウイルスは感染した細胞内でしか増殖しません。

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04

正解は(2)になります。
この問題は食品衛生学の食品衛生学概論に記載されている微生物の分類と特徴になります。細菌は大きく分けて3種類存在します。球菌はぶどう状の物になります。桿菌は短い菌や長い菌が存在します。らせん状菌はバナナ状の菌になります。その他の問題では(1)は様々な環境でも菌は存在します。酸素がないと生きていけない菌は好気性菌と呼びます。酸素がない状態で生きていける菌は嫌気性菌と呼びます。(3)と(4)は菌により異なります。

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