調理師の過去問
平成23年度
公衆衛生学 問18
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問題
調理師試験 平成23年度 公衆衛生学 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
産業保健に関する記述について、誤っているものを一つ次の中から選びなさい。
- 職業に特有な環境条件、作業方法で引き起こされる疾患を職業病という。
- 労働災害による死傷者は増加傾向である。
- 近年は過重労働による「過労死」が問題になっている。
- 快適な作業環境の確保や健康診断は、労働者の健康を守ることにつながる。
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この過去問の解説 (4件)
01
労働災害による死傷者は、減少傾向です。
反対に、重労働による過労死は、増加傾向です。
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02
(1)職業病とは、特定の職業に従事することにより罹る病気の総称です。発掘作業によって起こる塵肺や、チェーンソーやドリルの使用による白蝋病などがあります。
(2)問題はこれが正解です。労働災害による死傷者は減少傾向にあります。
(3)長期的な長時間労働などによる負荷がかかることで、ストレスや疲労の蓄積が血圧の上昇などを生じさせ、血管病変や心負荷を引き起こすと考えられています。また、過労が原因で自殺することもあります。
(4)労働者の健康を守るのは、労働衛生対策の基本です。
①作業環境管理 — 快適な作業環境を確保します。
②作業管理 — 有害物質や振動などの有害エネルギーに対する作業内容を管理して、作業環境の悪化を防止します。
③健康管理 — 継続的な健康状態の把握と健康障害の早期発見をします。
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03
を選択するのが正解です。
昭和47年に労働安全衛生法を施行してから、減少傾向にあります。この50年で死傷者数は大幅に減少しました。
(1) 問題のとおり、職業に特有な環境条件や作業方法によって発症する確率が高くなる疾患を「職業病」といいます。
(3) 問題のとおり、近年は過重労働によって心身に大きなストレスがかかり、脳内出血や心筋梗などを発症して命を落とす「過労死」や、うつによる「過労自殺」が問題になっています。
(4)問題のとおりで、労働者の健康を守るため、職場では快適な作業環境の確保や健康診断をすることが義務付けられています。
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04
昭和36年をピークに労働災害は減少傾向にあります。
労働災害は職業病とは違い、作業中の事故や災害のことです。監督省庁は「労働基準監督署」です。
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