調理師の過去問
平成26年度
公衆衛生学 問15

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

調理師試験 平成26年度 公衆衛生学 問15 (訂正依頼・報告はこちら)

感染症の感染経路のうち、直接伝播であるものを一つ選びなさい。
  • 空気感染
  • 飛沫感染
  • 媒介物感染
  • 媒介動物感染

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2 です。

感染経路の分類には、まず大きく「直接伝播」と「間接伝播」の二つに分けられます。

「直接伝播

・直接感染---性交による感染など、直接の接触による感染です。性病や狂犬病など。

・飛沫感染ーーー保菌者のくしゃみや咳からの感染です。

・垂直感染ーーー保菌者である母親からの出産や授乳による感染です。

「間接伝播

・媒介物感染ーー飲料や食物などからの感染です。血液製剤からの感染もこれにあたります。

・媒介動物感染ー感染している動物や虫との接触による感染です。

・空気感染ーーー病原体の付着したほこりやちり、保菌者の飛沫が乾燥して舞い上がったものを吸い込むことで感染することです。飛沫感染と混同しないようにしましょう。

参考になった数151

02

感染症の感染経路に関する記述については以下の通りです。

 ・直接伝播
   接触感染:患者や感染動物に接触、性交
    性病、狂犬病など
   胎内(垂直)感染:母体の胎盤、産道、または授乳などを通して子供へ感染
    風疹、B型肝炎など
   飛沫感染:せき、くしゃみなど (2)
    結核、麻しん、インフルエンザなど

 ・間接伝播
   媒介物:汚染された器具、血液、飲食物等 (3)
    赤痢、コレラ、細菌性食中毒など
   媒介昆虫:ダニ、蚊、ノミ、シラミ (4)
    日本脳炎、マラリア、ペストなど
   空気感染:空気中に漂う患者の分泌物を吸入。飛沫ではあるが直接的でない場合。 (1)
    インフルエンザなど

本設問では直接伝播を選択しますので、2.飛沫感染 となります。

参考になった数25

03

正解は(2)です。

感染経路は、病原体が侵入する経路ごとに①直接伝播、②間接伝播、③垂直伝播に分けられます。

①の直接伝播とは、病原体が身の回りのものを介さずに直接病原体が運ばれることをいいます。例として、【性交・キス・くしゃみや咳などの飛沫・土壌などへの接触】などがあります。

②の間接伝播とは、病原体が身の回りのものを介して感染することをいいます。例として、【空気感染・媒介物感染・媒介動物感染】などがあります。

③の垂直伝播とは、直接伝播の特殊な例であり、病原体に感染した妊婦から胎盤や母乳を通して、胎児や乳児が感染する場合のことをいいます。

(1)(3)(4)は②の間接伝播に該当することから、(2)が正解となります。

参考になった数22