調理師の過去問
平成26年度
公衆衛生学 問14

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問題

調理師試験 平成26年度 公衆衛生学 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

我が国における平成 23 年(2011 年)の死因別死亡数で、死因別死亡割合の三大死因として、誤っているものを一つ選びなさい。
  • 悪性新生物
  • 心疾患
  • 脳血管疾患
  • 肺炎

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は(3)です。

平成23年の死亡数は125万3463人で、前年度の119万7012人に比べて5万6451人増加しています。
日本では50年以上にわたり、「悪性新生物」「心疾患」「脳血管疾患」が上位を占め、3大死因とされてきました。しかし、近年少しずつ「脳血管疾患」が減少傾向になっていき、4番目に死亡者の多い「肺炎」が増加していました。

「脳血管疾患」が減少している原因としては、医療技術の発達による影響があるとされ、「肺炎」が増加している原因としては、高齢者人口が増加したことによるものがあると考えられています。


平成23年は「肺炎」が「脳血管疾患」を上回り、3番目となった年であり、3大死因は「悪性新生物」「心疾患」「肺炎」となるため、(3)が正解です。

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02

正解は 3 です。

過去の傾向からも、生活習慣病に関する分野は頻出しています。三大死因の順位は確実に覚えてください。

平成23年度、24年度共に1位から4位まで変わりません。

1位 悪性新生物(癌)
2位 心疾患
3位 肺炎
4位 脳血管疾患

また、1位から3位までで全死因のおよそ54%を占めます。

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03

我が国における死因別死亡数に関する記述は以下の通りです。

平成23年の人口動態統計では、
 ・悪性新生物  約30% (1)
   死亡数は上昇、昭和56年以降ずっと1位
 ・心疾患 約15% (2)
   昭和60年以降2位
 ・肺炎  約10% (4)
   昭和50年以降4位も上昇傾向、平成23年に3位になる。死亡者のほとんどが高齢者。
 ・脳血管疾患  約10% (3)
   昭和26年以降1位だったが、昭和45年をピークに減少
 ・不慮の事故  約5%
 ・老衰  約4%
 ・自殺  約2%

悪性新生物、心疾患、脳血管疾患などの生活習慣で約6割を占めることにも注意が必要です。

今回は3大死因でないものを選択しますので、3.脳血管疾患 が正解です。

なお、以降平成27年まで、これらの順位に変わりはありません。

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