調理師の過去問
平成27年度
調理理論 問59
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問題
調理師試験 平成27年度 調理理論 問59 (訂正依頼・報告はこちら)
長く保存した鶏卵の鮮度変化に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- 濃厚卵白が水様化卵白に変化する。
- 気室が小さくなり、比重が大きくなる。
- 割卵後の卵黄の高さが増加する。
- 卵白のpHが7.0より低くなる。
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この過去問の解説 (3件)
01
②~④は新鮮な卵の特徴です。
卵は古くなると
・気質が大きくなります。茹で卵にしたとき、凹む部分が大きくなります。
・比重が軽くなり6%食塩水に入れると浮遊します。新鮮な卵は沈みます。
・卵黄係数(卵黄の高さ/直径)が0.3以下です。新鮮な卵は0.36~0.44です。
・卵黄は膜が破れやすく、しわが出来やすくなります。新鮮な卵は、卵黄を箸で挟んで持ち上げることが出来ます。
・濃厚卵白の割合が低くなります。卵白の水溶化。
・卵は古くなると卵白のpHが上昇し8以上になります。新鮮な卵の卵白pHは6~7.7です。
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02
・鶏卵の隅にある「気室」に含まれる空気の量が増え、比重が小さくなる
・鶏卵に含まれるガス(二酸化炭素)が減って、pHが7以上にアルカリ化する。
・pHがアルカリ化することで、卵黄の周りにある「濃厚卵白」が水様化し、卵白が水っぽく透明に変化する
・卵黄を覆う「卵黄膜」が劣化し張りがなくなる。
そのため、卵黄の高さを保ちにくくなって、卵黄が扁平にだれてしまう。
よって、
1 . 濃厚卵白が水様化卵白に変化する。
が正解です。
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03
卵が古くなると、
・気室が大きくなり、比重が小さくなる (2 ×)
・水に浮かぶ
・水様卵白が大きくなる (1 〇)
・卵黄が扁平 (3 ×)
・卵白が濁らず透明
・卵黄にしわができる
・アルカリ性になる (4 ×)
などの特徴があります。
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