調理師の過去問
令和元年度
公衆衛生学 問9
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問題
調理師試験 令和元年度 公衆衛生学 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
人口動態調査に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- ある時点における人口の状況を 10 月 1 日に 5 年に一度実施される全数調査である。
- 国民の生活実態を明らかにすることを目的に毎年実施される調査である。
- 出生・死亡、入国・出国などの動きを他の人口関連の資料を得て、毎月 1 日現在の男女別、年齢階級別の人口を推計する調査である。
- 出生、死亡、死産、婚姻、離婚に関する全数調査で、毎年市区町村への届出をもとに集計される調査である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:国勢調査です。(人口静態統計といいます。)
特定の一時点における人口集団の特性(年齢別・労働力など)を把握する統計です。
時間に対して変化を示す指標でないので、「静態」といいます。
2:国民健康・栄養調査です。
健康増進法に基づき、毎年厚生労働省が実施している調査です。
3:人口推計です。
国勢調査による人口をもとに、その後の各月の人口の動きを他の人口関係資料から得て、毎月1日現在の人口を算出したものです。
4:人口動態統計です。公衆衛生上の基礎資料として欠かせない統計です。⇒よって正解です。
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02
1.ある時点における人口の状況を 10 月 1 日に 5 年に一度実施される全数調査は、国勢調査です。
日本に居住するすべての人を対象とし、5年ごとに実施されます。
2. 国民の生活実態を明らかにすることを目的に毎年実施される調査は、国民健康・栄養調査です。
国民の生活習慣や食生活、栄養摂取量などを調べ、国民の健康増進に寄与します。
3.出生・死亡、入国・出国などの動きを他の人口関連の資料を得て、毎月 1 日現在の男女別、年齢階級別の人口を推計する調査は、人口推計です。
国勢調査による人口をもとにしています。
4. 出生、死亡、死産、婚姻、離婚に関する全数調査で、毎年市区町村への届出をもとに集計される調査は、人口動態調査です。
日本人口の動態を把握して、人口及び厚生労働行政施策に寄与されます。
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03
「人口動態調査」は、一定期間の人口の変動を把握するためにおこなわれている統計調査です。
市町村に届け出のあった出生・死亡・婚姻・離婚・死産の全数を対象として、毎年集計されます。
重要な調査であり、人口動態調査の統計結果は、施策、民間企業、研究機関などで広く活用されているのです。
各選択肢については、以下のとおりです。
1.「国勢調査」の説明をしているので誤りです。「5 年に一度実施」が判断のポイントです。
国勢調査は、国内のすべての世帯・人口を把握するため、5年ごとにおこなわれます。
2.誤りです。人口の変動ではなく、国民の生活実態(身体の状況、栄養摂取量、生活習慣の状況)を調査しているところで「国民健康・栄養調査」の説明だと判断できます。
3.「人口推計」の説明をしているので誤りです。「毎月 1 日現在」「男女別、年齢階級別の人口を推計」というところで、人口推計の説明だと判断できます。
4.人口動態調査は「出生、死亡、死産、婚姻、離婚に関する全数調査で、毎年市区町村への届出をもとに集計される」ので正解です。
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