調理師の過去問
令和元年度
公衆衛生学 問10
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問題
調理師試験 令和元年度 公衆衛生学 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
生活習慣病とその主なリスク要因の組み合わせとして、最も適切なものを一つ選びなさい。
- 肺がん ---------------------- ヘリコバクター・ピロリ菌
- 大腸がん --------------------- 高脂肪食
- 糖尿病 ----------------------- 塩辛いもの
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD) ----- ウイルス感染
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この過去問の解説 (3件)
01
1:肺がんはタバコに含まれる、一酸化炭素、ニコチン、タールがリスク要因になります。
2:大腸がんの発生は、生活習慣病と関わりがあるといわれています。高脂肪食、飲酒、喫煙が主な原因と言われています。⇒よって正解です。
3:糖尿病には1型と2型があります。2型糖尿病は、脂質や糖質の過剰摂取、野菜摂取不足、運動不足などの生活習慣が原因です。
膵臓のランゲルハンス島から分泌される「インスリン」というホルモン不足や働きが悪くなることにより、血糖値が高い状態が続く疾患です。
4:COPDは肺がんと同じく、タバコに含まれる、一酸化炭素、ニコチン、タールがリスク要因になります。
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02
1.肺がんは、喫煙やアスベストが要因となります。
ヘリコバクター・ピロリ菌が要因となるのは、胃がんです。
2.大腸がんは、運動不足や肥満、飲酒、野菜等の摂取不足などの生活習慣が要因となります。
高脂肪食は、大腸がんのリスク要因です。
3.糖尿病は、遺伝が関係する1型と、食習慣、運動習慣など生活習慣が関係する2型があります。
2型糖尿病では、カロリーの取りすぎに注意し、バランスの良い食事を摂ることが大切です。
塩分の多い塩辛いものが影響しやすいのは、高血圧症です。
4.慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、喫煙など有害物質を長期間吸うことが要因となります。
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03
大腸がんは日本人に増えているがんで、次の生活習慣がリスク要因になると考えられています。
・飲酒
・肥満
・運動不足
・野菜・果物・食物繊維の摂取不足
・高脂肪食
また、高脂肪食と食物繊維の摂取不足は、日本人の食生活の欧米化が影響しているといわれます。
各選択肢については、以下のとおりです。
1 .肺がん の主なリスク要因は喫煙です。また、ヘリコバクター・ピロリ菌は、胃潰瘍・十二指腸潰瘍など、胃がんのリスク要因になっているので、誤りです。
2 .高脂肪食は大腸がんのリスク要因とされているので正解です。
3 .塩辛いものは、高血圧、胃がんや食道がんのリスク要因なので誤りです。
糖尿病の発症リスクは「遺伝的要因」と生活習慣などの「環境要因」で、1型糖尿病は遺伝的要因が関係しますが、2型糖尿病のリスク要因は肥満、加齢、運動不足、糖質や脂質の摂り過ぎなどが挙げられます。
4 .慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、喫煙などで肺に有害物質が曝露されて起こります。 ウイルス感染で起こる病気ではないので誤りです。
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