調理師の過去問
令和元年度
食文化概論 問60

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問題

調理師試験 令和元年度 食文化概論 問60 (訂正依頼・報告はこちら)

和食器に関する記述で、(   )に入る語句の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。

『食器具類の中で( A )は、素地が緻密で高温の窯で焼くため硬く、たたくと金属のような音が特徴であり、石川県の( B )焼など、日本の代表的な食器具類として海外でも人気が高い。』
  • A:漆器  B:益子
  • A:陶器  B:常滑
  • A:磁器  B:九谷
  • A:土器  B:有田

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この過去問の解説 (3件)

01

正解はA:磁器  B:九谷です。

磁器は、素地が緻密で、1200~1300度の高温の窯で焼くため硬く、たたくと金属のような音が特徴です。

石川県の九谷焼、佐賀県の有田焼が有名です。

陶器は1000~1200度で焼成され、表面が多孔質でザラザラとした感触が特徴です。

栃木県の益子焼、愛知県の常滑焼が有名です。

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02

正解はA:磁器  B:九谷です。

選択肢1. A:漆器  B:益子

漆器は、木や紙などに漆を塗り重ねて作る工芸品です。

益子焼は、栃木県を産地とする陶器です。

選択肢2. A:陶器  B:常滑

陶器は、陶土と呼ばれる粘度が原材料です。ガラスの材料となる珪石(けいせき)や長石を混ぜて作られます。800~1500℃で焼き、たたいたときの音は「ゴン」という鈍い低音です。

陶器は、滋賀県の信楽焼きが有名です。

常滑(とこなめ)焼は愛知県が産地の陶器です。

選択肢3. A:磁器  B:九谷

磁器は、原材料が石英(せきえい)や長石などの陶石です。これらを粉にしたものを粘度と混ぜて作ります。1200~1400℃で焼き、たたいたときの音は「キーン、カンカン」という金属的な音です。

石川県の九谷焼が有名です。

⇒よって正解です。

選択肢4. A:土器  B:有田

土器は、粘土で焼成して作った素焼きの器です。日本では、縄文土器・弥生土器などがあります。

有田焼は磁器です。

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03

“食器具類の中で「磁器」は、素地が緻密で高温の窯で焼くため硬く、たたくと金属のような音が特徴であり、石川県の「九谷」焼など、日本の代表的な食器具類として海外でも人気が高い。”

和食器には、主に陶器、磁器、漆器などがあります。

【陶器】

陶土で作り低温で焼いた器。

吸水性があり、たたくと鈍い音がする。

重みがあって外見は素朴な風合いがある。

唐津焼・美濃焼・常滑焼・益子焼など

【磁器】

陶石で作り高温で焼いた器。

吸水性はなく、たたくと高い金属音がする。

光を当てると透けて見え、軽くて手触りはなめらか。

九谷焼・有田焼など

石川県加賀地方で生産される「九谷焼」は、豊かな色彩で描かれた華やかな上絵が特徴です。海外でも「ジャパン・クタニ」と呼ばれ高い評価を得ています。

【漆器】

器の表面に漆をぬった和食器。

軽くて口当たりがやさしく、保温性が高い。

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