調理師の過去問
令和2年度10月実施分
食品学 問12

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

調理師試験 令和2年度10月実施分 食品学 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

豆腐に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
  • 凝固剤として使われている「にがり」の主成分は、硫酸カルシウムである。
  • 木綿豆腐は、濃い豆乳に凝固剤を加え、型箱の中でそのまま固めたものである。
  • 絹ごし豆腐は、型箱に布を敷き、凝固剤を加えた豆乳を入れ、圧縮して固めたものである。
  • 充填豆腐は、濃い豆乳に凝固剤を加え、容器に入れて密封後、加熱凝固させたものである。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は4です。

1:凝固剤として使われている「にがり」の主成分は塩化マグネシウムです。
にがりは本来、海水からとったものをさしますが、最近は塩化マグネシウムもにがりと呼んでいます。

2:木綿豆腐は型箱に布を敷き、凝固剤を加えた豆乳を入れ、圧縮して固めたものです。
絹ごし豆腐よりたんぱく質と脂質が多いです。

3:絹ごし豆腐は濃い豆乳に凝固剤を加え、型箱の中でそのまま固めたものです。
木綿豆腐よりビタミンB₁、B₂を多く含みます。

4:充填豆腐は、濃い豆乳を一旦冷やし、凝固剤を加えて密封後、加熱凝固させたものです。
豆乳を一旦冷やすのは、熱いとすぐ凝固し、容器への充填に不便なためです。
⇒よって正解です。

参考になった数154

02

正解は4です。

豆腐は豆乳に凝固剤を加えて固めたもので「木綿豆腐」「絹ごし豆腐」「充填(じゅうてん)豆腐」の3種類があります。

木綿豆腐:豆腐を型箱で圧縮して水分を抜き、硬い食感に仕上げてから一丁ずつ切り分けたもの。

絹ごし豆腐:型箱に濃い豆乳を入れて豆腐を作り、水分を抜かず一丁ずつ切り分けたもの。木綿豆腐よりなめらか。

充填豆腐:容器に濃い豆乳と凝固剤を直接入れ、加熱凝固させたもの。保存性が高い。


各選択肢については、以下のとおりです。

1 .豆腐の凝固剤「にがり」の主成分は「塩化マグネシウム」なので「誤り」です。にがりは、海水から食塩を採集したあとに残る苦い液体です。

硫酸カルシウムも凝固剤に使われますが、にがりではありません。

2.そのまま固めたものは絹ごし豆腐なので「誤り」です。

3.圧縮して固めるのは木綿豆腐の製法なので「誤り」です。

4.充填豆腐は、濃い豆乳に凝固剤を加え、容器に入れて密封後、加熱凝固させたものなので「正解」です。

参考になった数31

03

正解は4です。

豆腐には木綿や絹ごし、充填豆腐などがあり豆腐を作る過程では、大豆を最初に水に浸す->すりつぶす->呉汁から加熱->こし->豆乳を凝固して型入れ->圧搾して切断->水さらしを経て木綿豆腐になります。充填豆腐は濃い豆乳に凝固剤を加え容器に入れ密封後、加熱させて凝固させた豆腐です。豆腐作りが機械化されてから多く作られている豆腐になります。

その他の回答選択肢は以下の通りです。

回答1:凝固剤に用いられる「にがり」の主成分は海水から取れる塩化マグネシウムですので間違いです。

回答2:木綿豆腐は濃い豆乳を凝固させたものではないので間違いです。

回答3:絹ごし豆腐は圧縮(絞らない)して固めて作らないので間違いです。

参考になった数20