調理師の過去問
令和2年度10月実施分
食品衛生学 問34
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問題
調理師試験 令和2年度10月実施分 食品衛生学 問34 (訂正依頼・報告はこちら)
食品添加物の主要用途に関する記述について、誤っているものを一つ選びなさい。
- 亜硝酸ナトリウムは、発色剤として使用される。
- イマザリルは、防ばい剤として使用される。
- デヒドロ酢酸ナトリウムは、酸化防止剤として使用される。
- キシリトールは、甘味料として使用される。
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この過去問の解説 (3件)
01
デヒドロ酢酸ナトリウムは、チーズやバターに使われる保存料です。乳酸菌以外の細菌や酵母類の増殖を抑える作用があります。
保存料に指定されている食品添加物には、
プロピオン酸
安息香酸
ソルビン酸
パラオキシ安息香酸
などもあります。
各選択肢については、以下のとおりです。
1 .設問のとおり、亜硝酸ナトリウムはハムやソーセージの発色剤として使用されています。よって、解答には選択しません。
2.設問のとおり、イマザリルは輸入レモンやバナナの防ばい剤(防カビ剤)として使用されています。よって、解答には選択しません。
3.デヒドロ酢酸ナトリウムは酸化防止剤ではなく保存料なので、設問の内容は正しくありません。よって3を選択するのが正解です。
4.設問のとおり、キシリトールは野菜や果物にも含まれる甘味料の成分です。よって、解答には選択しません。
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02
1:亜硝酸ナトリウムは発色剤です。
肉類の色調を保持するために使用されます。
2:イマザリルは防かび剤(防ばい剤)です。
柑橘類とバナナのかびを防ぐために使用されます。
3:デヒドロ酢酸ナトリウムは保存料です。
かびや微生物などの発育を抑制し、食品の保存性を向上させます。
⇒よって正解です。
4:キシリトールは甘味料です。
食品に甘味を与えるもので、食品の低カロリー化に有効な食品添加物です。
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03
食品添加物の主要用途の記述で誤っているものは3の「デヒドロ酢酸ナトリウムは酸化防止剤として使用される」です。デヒドロ酢酸ナトリウムは保存料としてチーズやバター、マーガリンに使用されています。
その他の回答選択肢は以下の通りです。
回答1:亜硝酸ナトリウムは発色剤として使用され正しいです。
回答2:イマザリルは防ばい剤として使用され正しいです。
回答4:キシリトールは甘味料として使用され正しいです。
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