調理師の過去問
令和2年度10月実施分
食文化概論 問60

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問題

調理師試験 令和2年度10月実施分 食文化概論 問60 (訂正依頼・報告はこちら)

食料自給率に関する記述で、(   )に入る語句の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。
『我が国の食料自給率は年々( A )している。平成30年度( 2018年度)のカロリーベースの食料自給率(概算値)は( B )である。』
  • A:上昇  B:37%
  • A:上昇  B:66%
  • A:低下  B:37%
  • A:低下  B:66%

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この過去問の解説 (3件)

01

カロリーベースの食料自給率は1965年には73%ありましたが年々低下しており、平成30年度(2018年)は37%となっています。

食料自給率は、我が国で必要な食料に対し、国内でどれだけ生産できているかの割合を示す指標です。

たとえば、2020年の食料自給率は38%でした。38%が国産の食品でまかなうことができ、残りの62%は輸入品に頼っているということです。

食料自給率には3つの計算法があり、そのうちで最も使われているのが「カロリーベース総合食料自給率」です。

【カロリーベース総合食料自給率】

1人1日当たりに必要な総供給熱量(カロリー)に対し、国内で生産した食料がどれだけの割合を占めているか示した指標。

日本の食料自給率は、主要国の中でも低いのが現状です。国は食料の安定供給を確保するため、2030年年度には、カロリーベース総合食料自給率を45%に引き上げることを目標としています。

各選択肢については、以下のとおりです。

選択肢1. A:上昇  B:37%

上昇とありますが、これは「誤り」です。

選択肢2. A:上昇  B:66%

上昇とありますが、これは「誤り」です。

選択肢3. A:低下  B:37%

年々低下し、平成30年度のカロリーベース食料自給率(概算値)は37%だったので「正解」です。

選択肢4. A:低下  B:66%

平成30年度のカロリーベース食料自給率は37%しかないので、66%は「誤り」です。

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02

正解は A:低下  B:37% です。

我が国の食料自給率は、世界的水準からみてもきわめて低いです。

米を除くほとんどの食品を輸入に頼っています。

農林水産省の食料需給表によると、食料自給率の供給熱量自給率は1965年で73%、年々低下し、2018年では37%になっています。

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03

正解はA:低下 B:37%です。

選択肢1. A:上昇  B:37%

食料自給率は上昇していないので誤りです。

選択肢2. A:上昇  B:66%

食料自給率の上昇ならびに食料自給率は66%ないので誤りです。

選択肢3. A:低下  B:37%

食料自給率に関する記述の組み合わせとして正しいものは「低下と37%」です。

我が国の食料自給率は年々低下し、平成30年(2018年度)のカロリーベースの食料自給率(概算値)は37%になります。

現在では食料自給率は食の国際化や政治、経済の国際化など食の安全を含めた食料問題になっており、食料自給率は約40%前後です。

選択肢4. A:低下  B:66%

食料自給率は低下していますが、食料自給率は66%ないので誤りです。

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