調理師の過去問
令和2年度12月実施分
栄養学 問18

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問題

調理師試験 令和2年度12月実施分 栄養学 問18 (訂正依頼・報告はこちら)

消化液とその消化酵素の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。
  • 唾液 ―― アミラーゼ
  • 胃液 ―― トリプシン
  • 膵液(すいえき) ―― ペプシン
  • 胆汁 ―― リパーゼ

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「唾液 ―― アミラーゼ」です。

選択肢1. 唾液 ―― アミラーゼ

消化液とその消化酵素の組み合わせとして正しいものは「唾液とアミラーゼ」です。唾液中のアミラーゼによりデンプンを加水分解する働きがあります。

選択肢2. 胃液 ―― トリプシン

胃液はペプシンによるたんぱく質の消化の働きがありますので誤りです。

選択肢3. 膵液(すいえき) ―― ペプシン

膵液はアミラーゼやトリプシン、リパーゼなどが分泌されるので誤りです。

選択肢4. 胆汁 ―― リパーゼ

胆汁は消化酵素であるリパーゼの働きを促進する働きがあるので誤りです。

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02

正解は1です。

でんぷんは唾液に含まれる消化酵素のアミラーゼによって分解され、胃に送られます。

調理師試験には、栄養素と消化酵素の組み合わせの同じような問題がしばしば出題されています。膵液の消化酵素が多いのですが、正しい組み合わせを覚えておきましょう。

唾液アミラーゼが含まれる。アミラーゼはでんぷんをマルトース(麦芽糖)に分解する。

胃液ペプシンが含まれる。ペプシンはたんぱく質をペプトン、プロキオースに分解する。

膵液:膵臓から分泌し、十二指腸へ送られる。消化酵素にはアミラーゼ、トリプシンキモトリプシン、リパーゼなどがある。アミラーゼは糖質を分解、トリプシン、キモトリプシンはたんぱく質を分解、リパーゼは脂肪を分解する。

各選択肢については、以下のとおりです。

1 .唾液 とアミラーゼの組み合わせは正しいです。

2 .トリプシンは胃液ではなく膵液に含まれるので、誤りです。

3 .ペプシンは膵液ではなく胃液に含まれるので、誤りです。

4 リパーゼは胆汁ではなく膵液に含まれるので、誤りです。

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03

正解は1です。

1:唾液には唾液アミラーゼが含まれています。

食物中のでん粉はアミラーゼによって麦芽糖に分解されます。

⇒よって正解です。

2:胃液にはペプシンとレンニンが含まれています

トリプシンは腸中の膵液に含まれています。たんぱく質消化酵素で、たんぱく質を加水分解し、低分子のアミノ酸、ジペプチド、トリペプチドにまで分解されて、小腸壁から吸収されます。

3:ペプシンは胃液に含まれています。

ペプシンは、たんぱく質消化酵素です。トリプシン同様、たんぱく質を加水分解し、低分子のアミノ酸、ジペプチド、トリペプチドにまで分解されて、小腸壁から吸収されます。

4:リパーゼは膵液に含まれています。リパーゼは脂肪の消化吸収を助けます。

リパーゼは中性脂肪(トリグリセリド)をモノグリセリドと脂肪酸、またはグリセリンと脂肪酸に分解する酵素です。

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