調理師の過去問
令和3年度10月実施分
食文化概論 問60

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問題

調理師試験 令和3年度10月実施分 食文化概論 問60 (訂正依頼・報告はこちら)

行事と行事食の組み合わせとして、正しいものを一つ選びなさい。
  • 重陽(ちょうよう)の節句 ―― ちまき
  • 鏡開き ――――――――――― しるこ
  • 十五夜 ――――――――――― 菊酒
  • 端午(たんご)の節句 ―――― 月見団子

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、2です。

1.重陽の節句9月9日の行事食は、栗ご飯、菊酒です。

3.十五夜 9月10日の行事食は、月見団子、栗ご飯などです。

4.端午(たんご)の節句の行事食は、柏餅、ちまきです。

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02

正解は 鏡開き ― しるこ

 正月が終わったら鏡開き(かがみびらき)をして、飾っていた鏡もちを割り、しるこ、雑煮などにして食べます。

▼行事食については、五節句も問題に出るので覚えておきたいです。

1月7日 人日(じんじつ) 春の七草 ※七草の節句ともいう

3月3日 上巳(じょうし)ひなあられ ※桃の節句ともいう

5月5日 端午(たんご)ちまき 柏餅

7月7日 七夕(しちせき) そうめん

9月9日 重陽(ちょうよう) 菊酒

各選択肢については、以下のとおりです。

選択肢1. 重陽(ちょうよう)の節句 ―― ちまき

× 重陽の節句には菊酒を飲みます。

選択肢2. 鏡開き ――――――――――― しるこ

○ 1月11日の鏡開きでは、無病息災を願いながら割ったもちをしるこにして食べます。

選択肢3. 十五夜 ――――――――――― 菊酒

× 十五夜(旧暦の8月15日)には月見団子を食べます。

選択肢4. 端午(たんご)の節句 ―――― 月見団子

× 5月5日の端午の節句ではちまきを食べます。

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03

正解は、「鏡開きーーーーーーーーーーーしるこ」です。

日本には5つの節句があり、「五節句」といいます。

1月7日 人日

3月3日 上巳

5月5日 端午

7月7日 七夕

9月9日 重陽

選択肢1. 重陽(ちょうよう)の節句 ―― ちまき

不正解です。

「重用(ちょうよう)の節句」では『菊酒』を飲みます。

重用の節句は五節句のひとつで、9月9日に行われ、「菊の節句」ともいわれています。

菊酒の他にも「栗ご飯」を食べる習慣もあり、庶民の間では「栗の節句」ともいわれています。

ちまきは、端午の節句(5月5日)に食べます。

したがって、上記の組み合わせは誤りです。

選択肢2. 鏡開き ――――――――――― しるこ

正解です。

「鏡開き」は、お正月にお供えしたお餅を食べます。

また、清酒の蓋が丸いことから「鏡」と呼び、蓋を割ってみんなで清酒を飲み交わすことも『鏡開き』といわれています。

昔ながらの鏡開きでは、お供えしたお餅を「しるこ」、お雑煮などにして食べます。

したがって、上記の組み合わせは正しいです。

選択肢3. 十五夜 ――――――――――― 菊酒

不正解です。 

「十五夜」は、一年で最も美しい月「中秋の名月」を鑑賞しながら、収穫に感謝をします。

また、「すすき」「団子」「秋の収穫物」をお供えします。

十五夜では月見団子を食べるのが一般的ですが、「栗ご飯」「さつまいもご飯」「月見うどん」なども食べる場合が多いです。

菊酒は重用の節句で飲みます。

したがって、上記の組み合わせは誤りです。

選択肢4. 端午(たんご)の節句 ―――― 月見団子

不正解です。

「端午の節句」は、5月5日に行われ、「ちまき」や「柏餅」を食べます。

端午の節句は五節句のひとつで、菖蒲の節句ともいわれています。

ひな祭りは女の子の日なら、こどもの日は男の子の日とされていますが、実際には性別は関係ないとされています。

月見団子は十五夜に食べます。

したがって、上記の組み合わせは誤りです。

まとめ

日本には多くの伝統的な行事があります。

代表的な『五節句』は覚えておきましょう。

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