調理師の過去問
令和5年度
公衆衛生学 問2

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問題

調理師試験 令和5年度 公衆衛生学 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

人口静態調査に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
  • 毎年、4月と10月に実施されている。
  • 代表的な調査に国勢調査がある。
  • 地域における人口の動きが把握できる。
  • 死亡率(粗死亡率)を知ることができる。

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この過去問の解説 (2件)

01

人口静態調査と国勢調査は、人口統計情報を収集するための調査であり、それぞれ異なる特徴や目的を持っています。この問題では、それぞれの調査に関する記述が与えられており、正しいものを選ぶよう求められています。では、各調査について詳しく見ていきましょう。

選択肢1. 毎年、4月と10月に実施されている。

不正解です。

 

人口静態調査は一般的に毎年4月と10月に実施されるわけではありません。

実際の調査の実施時期は地域や国によって異なります。

 

 

したがって、上記の選択は誤りです。

選択肢2. 代表的な調査に国勢調査がある。

正解です。

 

人口静態調査は一般的に毎年または数年ごとに実施されますが、国勢調査は、より広範囲な人口統計情報を収集するため、通常は数年ごとに実施されます。

 

 

したがって、上記の選択肢は正しいです。

選択肢3. 地域における人口の動きが把握できる。

不正解です。

 

人口静態調査は特定の時点での人口統計情報を収集する調査であり、地域の人口の動向や構成を把握するために行われます。

 

 

したがって、上記の選択肢は誤りです。

選択肢4. 死亡率(粗死亡率)を知ることができる。

不正解です。

 

人口静態調査では、一般的に死亡率や粗死亡率などの健康関連の情報を収集することはありません。このような情報を得るためには、別の健康統計や人口動態調査が行われます。

 

 

したがって、上記の選択肢は誤りです。

まとめ

人口静態調査と国勢調査の目的や特徴をよく理解し、問題文と選択肢を注意深く比較することが大切です。

 

また、実際の調査の実施時期や内容についても知識を深めておくと良いでしょう。

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02

人口に関する統計は「人口静態統計」と「人口動態統計」の2種類があります。それぞれの統計を出すために行われる調査が人口静態調査、人口動態調査になります。この問題では2つの統計を出すための特徴を記述し、人口静態調査としての記述として正しいものを選択する問題となります。それぞれの特徴を整理しながら見ていきましょう。

選択肢1. 毎年、4月と10月に実施されている。

不正解です。

 

人口静態統計は「ある時点における人口およびその構造」の統計になります。その為、調査時期に決まりはなく国や地域によって異なります。

選択肢2. 代表的な調査に国勢調査がある。

正解です。

 

国勢調査は、全国すべての人を対象として5年ごとに行われており、性別、年齢別、職業別の人口などのデータが得られます。

選択肢3. 地域における人口の動きが把握できる。

不正解です。

 

人口静態調査は「ある時点の人口および構造」を統計するため、特定の地域の人口の動きは把握できません。人口の動きが把握できる調査は人口動態調査になります。

選択肢4. 死亡率(粗死亡率)を知ることができる。

不正解です。

 

人口動態調査に関する記述になります。人口動態調査は、戸籍上の出生・死亡などの届け出を集計して厚生労働省が毎月作成しており、出生率や死亡率などのデータが入手できます。

まとめ

人口静態調査の一つに国勢調査があること、人口動態調査との違いに注意して、問題を読んでいきましょう。厚生労働省のホームページで詳細内容の確認ができるので、実施時期、内容を整理しておくと良いでしょう。

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