調理師の過去問
令和5年度
食品衛生学 問8

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問題

調理師試験 令和5年度 食品衛生学 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

食品衛生責任者に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
  • 特に衛生上の考慮を必要とする食品や添加物であって政令で定めるものの製造や加工を行う営業者は、施設ごとに専任の者を置かなければならない。その製造や加工を衛生的に管理させる。
  • 食品衛生法施行規則により、飲食店等の営業者は営業施設ごとに設置しなければならない。食品衛生に関する新たな知見の習得にも努め、営業者の指示に従い衛生管理に当たる。
  • 都道府県や保健所を設置する市などで、食品の監視業務を行っている地方公務員である。食品関係の営業施設などの衛生監視、指導、臨検検査や食品などの収去を行う。
  • 社会的信望があり、かつ、食品衛生の向上に熱意と識見を有する者のうちから都道府県等が委嘱することができる。食品等事業者からの相談に応じ、助言等を行う。

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この過去問の解説 (3件)

01

食品衛生責任者の記述が正しいのは、

 

「食品衛生法施行規則により、飲食店等の営業者は営業施設ごとに設置しなければならない。食品衛生に関する新たな知見の習得にも努め、営業者の指示に従い衛生管理に当たる。」

 

です。

 

 

食品を取り扱う施設の食品衛生の管理・指導・助言などを行う者は4種類があります。

 

食品衛生管理者

食品衛生責任者

食品衛生監視員

食品衛生推進員

 

名称がまぎらわしいのですが、それぞれの違いは把握しておきましょう。

選択肢1. 特に衛生上の考慮を必要とする食品や添加物であって政令で定めるものの製造や加工を行う営業者は、施設ごとに専任の者を置かなければならない。その製造や加工を衛生的に管理させる。

誤りです。これは「食品衛生責任者」ではなくて食品衛生管理者の説明をしています。

選択肢2. 食品衛生法施行規則により、飲食店等の営業者は営業施設ごとに設置しなければならない。食品衛生に関する新たな知見の習得にも努め、営業者の指示に従い衛生管理に当たる。

正解です。

 

 

食品衛生法第51条により、飲食店等の食品を取り扱う施設では、施設ごとに「食品衛生責任者」を設置することが義務付けられています。

 

食品衛生責任者は営業者の指示に従い、食品衛生法で定めている公衆衛生上で必要な衛生管理にあたります。

 

また、都道府県知事等が行う講習会に出席するなどして新たな知見の習得にも努めます。

選択肢3. 都道府県や保健所を設置する市などで、食品の監視業務を行っている地方公務員である。食品関係の営業施設などの衛生監視、指導、臨検検査や食品などの収去を行う。

誤りです。これは「食品衛生責任者」ではなくて食品衛生監視員」の説明をしています。

選択肢4. 社会的信望があり、かつ、食品衛生の向上に熱意と識見を有する者のうちから都道府県等が委嘱することができる。食品等事業者からの相談に応じ、助言等を行う。

誤りです。これは「食品衛生責任者」ではなくて食品衛生推進員の説明をしています。

まとめ

管理者 責任者 監視員 推進員 とよく似た名称になっていますが、それぞれの役割を把握しておきましょう。字の見間違いにも気を付けたほうが良いかもしれません。

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02

食品衛生を守る為、飲食店等では、食品衛生管理者の設置が必要になります。今回の問題では、各文章の内容を理解した上で選択肢を絞っていきましょう。

選択肢1. 特に衛生上の考慮を必要とする食品や添加物であって政令で定めるものの製造や加工を行う営業者は、施設ごとに専任の者を置かなければならない。その製造や加工を衛生的に管理させる。

誤っている為、不正解です。

 

製造や加工を行う営業者が、置く必要がある専任の者は「食品衛生管理者」になります。国家資格になります。

選択肢2. 食品衛生法施行規則により、飲食店等の営業者は営業施設ごとに設置しなければならない。食品衛生に関する新たな知見の習得にも努め、営業者の指示に従い衛生管理に当たる。

正しい為、正解です。

 

文章の通り、飲食店などの営業者が設置する必要がある専任の者は「食品衛生責任者」になります。

選択肢3. 都道府県や保健所を設置する市などで、食品の監視業務を行っている地方公務員である。食品関係の営業施設などの衛生監視、指導、臨検検査や食品などの収去を行う。

誤っている為、不正解です。

 

食品関係の営業施設等の衛生監視、指導、検査等を行うのは地方公務員はいますが、食品衛生責任者ではありません。

選択肢4. 社会的信望があり、かつ、食品衛生の向上に熱意と識見を有する者のうちから都道府県等が委嘱することができる。食品等事業者からの相談に応じ、助言等を行う。

誤っている為、不正解です。

 

食生活アドバイザーの説明であり、食品衛生責任者の説明ではありません。

まとめ

食品衛生責任者は飲食店などで専任の者の設置が必要になります。製造は管理者とより取得が難しい資格になります。

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03

正解は、「特に衛生上の考慮を必要とする食品や添加物であって政令で定めるものの製造や加工を行う営業者は、施設ごとに専任の者を置かなければならない。その製造や加工を衛生的に管理させる。」です。

選択肢1. 特に衛生上の考慮を必要とする食品や添加物であって政令で定めるものの製造や加工を行う営業者は、施設ごとに専任の者を置かなければならない。その製造や加工を衛生的に管理させる。

不正解です。
 

食品衛生責任者は、特に衛生上のリスクが高い食品や添加物を製造・加工する営業者が施設ごとに配置する必要があります。

彼らは衛生的な管理を行い、食品安全を確保する役割を果たします。

 

 

したがって、上記の選択肢は誤りです。

選択肢2. 食品衛生法施行規則により、飲食店等の営業者は営業施設ごとに設置しなければならない。食品衛生に関する新たな知見の習得にも努め、営業者の指示に従い衛生管理に当たる。

正解です。
 

食品衛生責任者は飲食店等の営業者、特に食品の製造・加工に従事する業者に必要とされます。

 

 

したがって、上記の選択肢が正しいです。

選択肢3. 都道府県や保健所を設置する市などで、食品の監視業務を行っている地方公務員である。食品関係の営業施設などの衛生監視、指導、臨検検査や食品などの収去を行う。

不正解です。


これは地方の保健所などで働く食品衛生監視員の役割を説明していますが、食品衛生責任者とは異なります。

 

 

したがって、上記の選択肢は誤りです。

選択肢4. 社会的信望があり、かつ、食品衛生の向上に熱意と識見を有する者のうちから都道府県等が委嘱することができる。食品等事業者からの相談に応じ、助言等を行う。

不正解です。
 

これは食品衛生アドバイザーの役割を説明していますが、食品衛生責任者とは異なります。

 

 

したがって、上記の選択肢は誤りです。

まとめ

食品衛生責任者に関する問題を解く際には、特に食品の製造・加工に従事する業者が施設ごとに配置され、衛生的な管理を行うことが求められることを理解することが重要です。

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