中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
財務・会計 問7

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 平成27年度(2015年) 問7 (訂正依頼・報告はこちら)

次の資料は、工場の20X1年8月分のデータである。このとき、製造指図書#123の製造原価として最も適切なものを下記の解答群から選べ。なお、すべて当月に製造を開始した。

【資料】
(1)製造直接費
   製造指図書  材料消費量  材料単価  直接作業時間  賃 率
    #121     650kg   @110円/kg   90時間   1,000円/時
    #122     750kg   @110円/kg   100時間  1,000円/時
    #123     1,000kg   @110円/kg   110時間  1,000円/時
(2)製造間接費
    実際発生額:90,000円
(3)製造間接費は直接作業時間を配賦基準として各製品に配賦する。
  • 212,500円
  • 220,300円
  • 253,000円
  • 262,500円

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この過去問の解説 (2件)

01

原価計算についての出題です。

製造原価は、材料費+直接労務費+製造間接費です。

#123についてですから、

材料費は、1,000kg×110円=110,000円です。

直接労務費は、110時間×1,000=110,000円です。

製造間接費は、直接作業時間を配賦基準とします、とありますので、

#121:#122:#123=90時間:100時間:110時間ですから、

110時間÷(90時間+100時間+110時間)=110/300です。

よって、90,000×110/300=33,000円となります。

110,000+110,000+33,000=253,000

253,000円となります。

よって、正解は、3

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02

#123の製造原価を項目ごとに計算します。
材料費 1,000kg×110円=110,000円・・・①
直接労務費 110時間×1,000円=110,000円・・・②
製造間接費 
直接作業時間が配賦基準のため式は次の通りです。
製造間接費合計90,000円×110時間÷(90時間+100時間+110時間)=33,000円・・・③
①~③を合計します。
110,000+110,000+33,000=253,000円

したがって項番3が正解となります。

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