中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
企業経営理論 問10
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 平成27年度(2015年) 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
社外の企業や研究機関と連携して展開されるイノベーションが注目されている。そのようなイノベーションへの対応や課題に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- NIH(Not Invented Here)現象と呼ばれる社外技術の活用への抵抗の主な理由は、社外技術への不信感や予算削減への抵抗ではなく、自社技術への強い自信にある。
- 新しいモノ好きのリードユーザー(先端顧客)からの製品情報は、技術的な裏付けを欠くので、イノベーションのアイデアとして評価するにとどめる。
- 自社の経営資源を社外に開放して活用することによって、知的財産権からの収入やジョイントベンチャー設置による事業収入などの多様な収益源を確保できる可能性が生まれる。
- 製品が市場に出るまでの時間や製品のライフサイクルが短くなるにつれて、研究開発部門への技術人材や資金の投入が効果的でなくなるので、他社とのオープンな技術交流による研究開発にそれらを集中的に投入しなければならない。
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この過去問の解説 (2件)
01
NIHは「ここで発明したものではない」という意味です。自社技術への強い自信に理由があるのではなく、単純に自社の技術ではないということが社外技術を活用しない理由であるといえます。
2:不適切です。
リードユーザーは多くのユーザーに先行していることから、イノベーションの主体となる可能性が高いと考えられます。アイデアとして評価するだけではなく、重要な意見として製品開発等に取り入れたほうがイノベーションにつながる可能性が高いといえます。
3:適切です。
記述の通りです。社内だけでイノベーションを検討するよりも外部との連携が重要であるといえます。
4:不適切です。
製品が市場に出るまでの時間や製品のライフサイクルが短くなれば、研究開発部門はより迅速な技術開発が必要となるため資金投入が必要と言えます。他社とのオープンな技術交流による研究開発においても自社技術への投資は重要であると考えられます。
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02
イノベーションへの対応や課題に関する問題です。
不適切です。
NIH(Not Invented Here)現象は、自社技術への強い自信ではなく、他社のものを使用したくないという理由で、社外技術を活用しないことです。
不適切です。
リードユーザーは新しいモノ好きとして様々な情報を保有していると考えらるので、貴重な意見として受け入れるべきです。
適切です。
不適切です。
製品が市場に出るまでの時間や製品のライフサイクルが短くなると、研究開発部門への技術人材や資金の投入が必要となります。
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