中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
企業経営理論 問32
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 平成27年度(2015年) 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
価格政策に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- EDLPを実現するためには、メーカーとの交渉を通じて一定期間の買取り数量を決め、納入価格を引き下げ、価格を固定し、自動発注化や物流合理化などを促進する必要がある。
- キャプティブ(虜)・プライシングは、同時に使用される必要のある2つの商品のマージンを各々高く設定する価格政策である。
- ターゲット・コスティングによる価格決定は、ある製品に要する変動費と固定費の水準をもとにして、そこにマージンを付加する方法である。
- 日本の小売業では、チラシを用いた特売を活用したロスリーダー方式が採用される場合が多い。その主な狙いは消費者による単品大量購買を喚起することである。
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この過去問の解説 (2件)
01
EDLPとはエブリデーロープライスのことで、毎日低価格で商品提供をする政策です。常に低価格で販売するために選択肢の記述のような活動が必要となります。
2:不適切です。
キャプティブ・プライシングとは、製品本体と本体を使用するために必要な消耗品で構成されるような2つの商品に対し、本体を低価格、消耗品を高価格に設定する政策です。
有名なものにプリンターが挙げられます。プリンター本体は比較的安価に販売されていますが実際は使用するためのインクが割高であることが多いと言えます。
3:不適切です。
ターゲット・コスティングは、目標とする販売価格を設定した後に目標とするコストを設定します。変動費と固定費の水準をもとにするわけではありません。
4:不適切です。
ロスリーダー方式とは、特定の商品を極端に安い金額で販売するなどして顧客の来店を促し、他の商品も購買させることを狙うものです。単品大量購買を喚起するわけではありません。
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02
価格政策に関する問題です。
適切です。
EDLPはEveryDay Low Priceの略で、いつでも低価格で商品を販売する戦略です。この戦略で利益を上げるためには、問題文のような取り組みが必要になります。
不適切です。
キャプティブ(虜)・プライシングとは、プリンターとトナー、剃刀と替刃のように、本体価格を低く設定し、そのあと継続的に買い替える必要があるものを高めに設定する戦略です。
不適切です。
ターゲット・コスティングでは、まず目標価格を設定し、その後目標利益を設定します。そのため、費用の前に販売価格を決定します。
不適切です。
ロスリーダー方式の目的は、特売を用いて来店を促し、特売商品以外の購入を促すことです。
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