中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
運営管理 問3
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成27年度(2015年) 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
製造プロセスのデジタル化に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- CADを導入することで複数台のNC工作機がコンピュータで結ばれ、効率的な設備の運用が可能となった。
- CAEを導入することで樹脂や金属製の立体物が造形され、開発コストの低減と開発期間の短縮が可能となった。
- CAMを導入することでCADと連携したマシニングセンタへの指示プログラムが作成され、熟練工の高度な加工技術を再現することが可能となった。
- 3次元CADと3Dプリンタを連携させることで構造解析・流体解析等のシミュレーションがコンピュータ上で可能となり、開発コストの低減と開発期間の短縮につながった。
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この過去問の解説 (2件)
01
1:不適切です。
CADは製品のモデルをコンピューター内部で作成・解析・処理する技術を指します。複数台のNC工作機を結んで効率的な設備運用する技術ではありません。
2:不適切です。
CAEは設計データを基にコンピュータ上で製品のシミュレーションを行うシステムです。選択肢の記述は3Dプリンタの説明です。
3:適切です。
記述の通り、CAMはCADと連携して部品加工をするためのプログラムを作成します。
4:不適切です。
選択肢の記述は3次元CADとCAEを連携させることに関する説明です。
CAD、CAM、CAEは言葉は似ていますが全く異なるものです。
定義分すべてを覚えようとせずに以下のようなキーワードで覚えることをおすすめします。
CAD:モデル作成
CAM:CADと連携、プログラム作成
CAE:シミュレーション
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02
製造プロセスのデジタル化に関する問題です。
不適切です。
CADとは、Computer Aided Designの略で、コンピューターを用いて設計等を行うことを指します。
不適切です。
CAEとは、Computer Aided Engineeringの略で、コンピューターを用いて計算や解析を行うことを指します。
適切です。
CAMとは、Computer Aided Manufacturingの略で、コンピューターを用いて製造支援を行うことです。
不適切です。
構造解析・流体解析等のシミュレーションをコンピューターを用いて行うのは、CAEです。
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