中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
運営管理 問22

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成27年度(2015年) 問22 (訂正依頼・報告はこちら)

総合衛生管理製造過程の承認制度は、HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)の概念を取り入れている。この総合衛生管理製造過程の承認制度とHACCPに関する記述として、最も不適切なものはどれか。
  • HACCPでは、最終出荷製品の抜取検査を行った結果から重点管理すべき製品を特定して衛生管理が行われる。
  • HACCPの7原則の中には、「危害分析」と「管理基準の設定」が含まれる。
  • 総合衛生管理製造過程の承認対象となる食品は、乳・乳製品、食肉製品、魚肉練り製品、容器包装詰加圧加熱殺菌食品、清涼飲料水の5つである。
  • 総合衛生管理製造過程の承認を受けた施設であっても、食品衛生管理者を置くことが義務づけられる。

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この過去問の解説 (2件)

01

HACCPとは「Hazard Analysis and Critical Control Point」の略称で代表的な衛生管理手法です。

1:不適切です。
HACCPは、製造工程上の重点管理点(CCP)の衛生管理を行うものであるため、最終出荷製品の抜取検査を行った結果から重点管理すべき製品を特定して衛生管理が行われるわけではありません。

2:適切です。
記述の通りです。7原則には危害分析、CCPの決定、管理基準の設定、モニタリング方法の設定、改善措置の設定、検証方法の設定、記録の付け方と保存があります。

3:適切です。
記述の通りです。

4:適切です。
記述の通り、総合衛生管理製造過程の承認を受けた施設であっても、食品衛生管理者を置くことは義務付けられています。

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02

HACCPに関する問題です。

なお、本問では最も「不適切」な選択肢を選ぶ指示となっていることに注意してください。

選択肢1. HACCPでは、最終出荷製品の抜取検査を行った結果から重点管理すべき製品を特定して衛生管理が行われる。

HACCPは、最終出荷製品の抜取検査を行った結果から重点管理すべき製品を特定して衛生管理が行うものではありません

選択肢2. HACCPの7原則の中には、「危害分析」と「管理基準の設定」が含まれる。

正しい記述となりますので、本問では不正解となります。

選択肢3. 総合衛生管理製造過程の承認対象となる食品は、乳・乳製品、食肉製品、魚肉練り製品、容器包装詰加圧加熱殺菌食品、清涼飲料水の5つである。

正しい記述となりますので、本問では不正解となります。

選択肢4. 総合衛生管理製造過程の承認を受けた施設であっても、食品衛生管理者を置くことが義務づけられる。

正しい記述となりますので、本問では不正解となります。

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