中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
運営管理 問28
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成27年度(2015年) 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
小売業の販売価格決定に関する次の文中の空欄AとBに入る数値として、最も適切なものの組み合わせを下記から選べ。ただし、消費税は考慮しないものとする。
仕入単価700円の商品Xを売価値入率30%で価格設定した。このときの商品Xの販売価格は[ A ]円である。しばらくすると、この商品Xの売れ行きが悪くなってきたため、商品Xを3個で1セットとして、1セットの販売価格を2,500円に設定した。この商品Xのセットの売価値入率は[ B ]%である。
仕入単価700円の商品Xを売価値入率30%で価格設定した。このときの商品Xの販売価格は[ A ]円である。しばらくすると、この商品Xの売れ行きが悪くなってきたため、商品Xを3個で1セットとして、1セットの販売価格を2,500円に設定した。この商品Xのセットの売価値入率は[ B ]%である。
- A: 910 B:16
- A: 910 B:20
- A:1,000 B:16
- A:1,000 B:20
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この過去問の解説 (2件)
01
商品を販売している金額のうち仕入金額との差額である利益が販売額の中に占める割合を指します。
今回のケースでいえば販売額をAとすると
A×30%=A-700
となります。
よって、
A=1,000円
となります。
また商品Xを3つ揃えたとき仕入単価は700×3=2,100円となります。上記と同様に今度は売価値入率をBとすると
2,500円×B=2,500-2,100
という式が出来上がります。
よって、
B=0.16=16%
となります。
以上の計算結果から項番3が正解となります。
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02
売価値入率に関する問題です。
この問題に対応する場合、問題用紙の余白にボックス図を描くことをお勧めします。
正方形を左右で分け、更に左側を上下に分けて3つのボックス図を描きます。
左右は、貸借対照表のようにイコールになると考えます。
左上は原価(あるいは原価率)左下は「値入額」(あるいは値入率)、右側は売価となります。
以上から、原価(左上)+値入(左下)=売価(右側)が成立します。
与件文に「仕入単価700円の商品Xを売価値入率30%で価格設定」とあるので、
原価700円(70%)+値入300円(30%)=売価(1000円)と分かります。(空欄A)
「商品Xを3個で1セット、1セットの販売価格を2,500円に設定」とあるので、
原価2100円(700×3)+値入X円=売価(2500円)となります。
この時点で値入(X)は400円と求まりますので、(400/2500)×100%=0.16となります。(空欄B)
Aが誤りです。
AとBともに誤りです。
正解の選択肢となります。
Bが誤りです。
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