中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
経営情報システム 問10

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 平成27年度(2015年) 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

近年、情報ネットワークが発展・普及し、その重要性はますます高まっている。そのようなネットワークに関する以下の文章の空欄A〜Dに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記のから選べ。

ある限られたエリアの限定的なネットワークである[ A ]から、別の[ A ]のユーザにアクセスしようとすれば、[ A ]同士をつなぐ[ B ]と呼ばれるネットワークが必要となる。一方、ユーザ同士を電話回線などを利用して単に結びつけるだけでなく、コード変換などのサービスも提供しようとしたのが[ C ]と呼ばれるサービスである。
現在のネットワークの普及には、インターネットの登場が大きな影響を与えた。[ B ]や[ C ]が提供する通信サービスもインターネットで代替できるようになり、安価かつ容易に広範囲な情報ネットワークを構築できるようになった。しかし、インターネットには通信のセキュリティの問題がある。遠隔の複数の拠点にまたがる組織の拠点間の通信セキュティを高めるために利用できる技術として[ D ]などが知られている。
  • A:LAN  B:WAN  C:EDI  D:IPS
  • A:LAN  B:WAN  C:VAN  D:VPN
  • A:WAN  B:LAN  C:EDI  D:VPN
  • A:WAN  B:LAN  C:VAN  D:IPS

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この過去問の解説 (2件)

01

LAN:Local Area Network
限られた範囲内のネットワーク
WAN:Wide Area Network
離れたLAN同士をつなぐネットワーク
のため、AがLAN、BがWANとなります。
VAN:Value Added Network
付加価値通信網
VPN:Virtual Private Network
閉じたネットワーク
のため、2が正解となります。

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02

ネットワーク技術に関して代表的な用語についての問題です。

本問に出てくる各用語をそれぞれ解説します。

LAN

限られた一定の範囲でコンピュータや周辺機器を接続してアクセスするネットワークのことです。

WAN

通信事業者のネットワークを介して複数のLANを結びつけて、1つの巨大なネットワークを形成することです。広域通信網とも呼ばれます。

EDI

企業や団体同士の間で商取引の各種情報を標準的な形式に統一して、ネットワークを介して情報を交換するシステムのことです。

VAN

信号の送受信だけではなく、パケット交換、コード交換、プロトコル変換、データの形式変換などの付加機能も提供するデータ通信サービスのことです。付加価値通信網とも呼ばれます。

IPS

サーバーやネットワークへの不正侵入を検知・阻止するシステムのことです。

侵入を検知したら、接続の遮断などの対策を実行したり、管理者へのアラート、イベントログの保存などを実行します。

VPN

複数のユーザーが使用するネットワーク上に、各ユーザー単位での専用回線を仮想的に構築して、セキュリティを高めたネットワークのことです。

以上より正しい選択肢の組み合わせは A:LAN B:WAN C:VAN D:VPN です。

選択肢1. A:LAN  B:WAN  C:EDI  D:IPS

本選択肢は不正解です。

選択肢2. A:LAN  B:WAN  C:VAN  D:VPN

本選択肢が正解です。

選択肢3. A:WAN  B:LAN  C:EDI  D:VPN

本選択肢は不正解です。

選択肢4. A:WAN  B:LAN  C:VAN  D:IPS

本選択肢は不正解です。

まとめ

本問で問われた用語は代表的であり基本的な内容であるため、抜けがないように学習しておきましょう。

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