中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
経営情報システム 問12
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 平成27年度(2015年) 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
情報システムの信頼性を高めることがますます重要になってきている。
高信頼化へのアプローチに関する以下の①〜④の記述と、その名称の組み合わせとして、最も適切なものを下記から選べ。
① 故障や障害が発生しないよう対処する取り組み。
② 故障や障害が発生したときも主な機能の動作が続行できるように設計すること。
③ 故障や障害が発生した場合でも限定的ながらシステムの稼働を続行している状態。
④ 故障や障害が発生した場合、システムの被害を最小限にとどめる動作をさせること。
高信頼化へのアプローチに関する以下の①〜④の記述と、その名称の組み合わせとして、最も適切なものを下記から選べ。
① 故障や障害が発生しないよう対処する取り組み。
② 故障や障害が発生したときも主な機能の動作が続行できるように設計すること。
③ 故障や障害が発生した場合でも限定的ながらシステムの稼働を続行している状態。
④ 故障や障害が発生した場合、システムの被害を最小限にとどめる動作をさせること。
- ①:フェイルセーフ ②:フォールトアボイダンス ③:フェイルソフト ④:フォールトトレランス
- ①:フォールトアボイダンス ②:フェイルオーバ ③:フォールトトレランス ④:フォールバック
- ①:フォールトアボイダンス ②:フォールトトレランス ③:フォールバック ④:フェイルセーフ
- ①:フォールトトレランス ②:フェイルセーフ ③:フェイルオーバ ④:フォールトアボイダンス
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この過去問の解説 (2件)
01
2.フォールトトレランス:故障や障害が起きた際にもシステムを維持できるようするアプローチです。デュアルシステムなどが具体例です。
3.フォールバック:システムの一部に不具合が起きた際に、その部分を切り離し、残りの部分で機能を限定し運用を継続することです。
4.フェイルセーフ:障害が起きた際に、被害が拡大しないよう制御する方法です。列車の運行システムのなど、致命的な影響を与えかねないものがこれに該当します。
したがって、3が正解です。
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02
情報システムの信頼性を表す用語についての問題です。
フェイルセーフ
コンピュータに故障や障害が起きた場合を想定してシステムを設計して、故障や障害時に被害を最小限にとどめることです。
フォールトアボイダンス
システムを構成する各部品に高品質なものを採用したり、テストを十分に重ねることでシステムの構成要素の信頼性を上げて、障害や故障を発生させないことです。
フェイルソフト
コンピュータに故障や障害が発生しても、システムが一部ダウンするだけで全体として継続して稼働できるようにすることです。
フォールトトレランス
システムの一部に故障や障害が発生しても全体の機能は、停止することなく正常に稼働し続けることです。
フェイルオーバ
稼働中のシステムに故障や障害が発生した場合に、自動的に代替システムに切り替えて処理を継続することです。
フォールバック
システムに障害が発生しても性能を制限して、機能を限定しながらも稼働を続けることです。
上記をふまえると正しい選択肢の組み合わせは以下のようになります。
①:フォールトアボイダンス
②:フォールトトレランス
③:フォールバック
④:フェイルセーフ
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢が正解です。
本選択肢は不正解です。
システムの信頼性についての用語も出題されることが少なくありません。
似た用語で混乱しそうになりますが、まずは本問で問われた用語から、その意味を正確に学習しておきましょう。
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