中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
中小企業経営・中小企業政策 問2
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 平成27年度(2015年) 問2 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
中小企業は、わが国経済の基盤的存在である。総務省・経済産業省「平成24年経済センサス−活動調査(民営、非一次産業、2012年)」に基づくと、中小企業のうち小規模企業は、わが国の企業数の約[ A ]割、会社および個人事業所の従業者総数の約[ B ]を占めており、非常に重要な存在である。
しかしながら、中小企業数の推移を見ると、近年の経済・社会構造の変化に伴い、長期にわたり減少傾向で推移している。企業規模別に2009年から2012年にかけての企業数の増減を見ると、小規模企業の減少率は、小規模企業を除く中小企業の減少率を上回っており、小規模企業を取り巻く経営環境が一段と厳しさを増していることがうかがえる。
なお、企業規模区分は中小企業基本法の定義に準ずるものとする。ただし、ゴム製品製造業は常用雇用者900人以下、旅館、ホテルは常用雇用者200人以下、ソフトウエア業、情報処理・提供サービス業は資本金3億円以下または常用雇用者300人以下の企業を中小企業に含む。また、宿泊業・娯楽業については常用雇用者20人以下の企業を小規模企業とする。
文中の下線部について、総務省「平成21年経済センサス−基礎調査」、総務省・経済産業省「平成24年経済センサス−活動調査」に基づき、中小企業性の強い小売業、宿泊業・飲食サービス業、建設業について、2009年から2012年にかけての中小企業の規模別業種別開業・廃業件数を見た場合の記述として、最も適切なものはどれか。
中小企業は、わが国経済の基盤的存在である。総務省・経済産業省「平成24年経済センサス−活動調査(民営、非一次産業、2012年)」に基づくと、中小企業のうち小規模企業は、わが国の企業数の約[ A ]割、会社および個人事業所の従業者総数の約[ B ]を占めており、非常に重要な存在である。
しかしながら、中小企業数の推移を見ると、近年の経済・社会構造の変化に伴い、長期にわたり減少傾向で推移している。企業規模別に2009年から2012年にかけての企業数の増減を見ると、小規模企業の減少率は、小規模企業を除く中小企業の減少率を上回っており、小規模企業を取り巻く経営環境が一段と厳しさを増していることがうかがえる。
なお、企業規模区分は中小企業基本法の定義に準ずるものとする。ただし、ゴム製品製造業は常用雇用者900人以下、旅館、ホテルは常用雇用者200人以下、ソフトウエア業、情報処理・提供サービス業は資本金3億円以下または常用雇用者300人以下の企業を中小企業に含む。また、宿泊業・娯楽業については常用雇用者20人以下の企業を小規模企業とする。
文中の下線部について、総務省「平成21年経済センサス−基礎調査」、総務省・経済産業省「平成24年経済センサス−活動調査」に基づき、中小企業性の強い小売業、宿泊業・飲食サービス業、建設業について、2009年から2012年にかけての中小企業の規模別業種別開業・廃業件数を見た場合の記述として、最も適切なものはどれか。
- 開業件数は小売業が最も多い。
- 開業件数は宿泊業・飲食サービス業が最も多い。
- 廃業件数は建設業が最も多い。
- 廃業件数は小売業が最も少ない。
- 廃業件数は宿泊業・飲食サービス業が最も少ない。
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この過去問の解説 (2件)
01
2.◯:1の通りです。
3.✕:廃業件数が最も多いのは、小売業です。
4.✕:反対に最も多いです。
5.✕:小売業に次いで多いです。
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02
特定の業種の開業・廃業件数を分析する問題です。
2014年中小企業白書の第3-1-5図より、全業種の中で開業件数が最も多いものは、6.9万者の宿泊業・飲食サービス業であると読み取れます。
小売業の開業件数は5.4万者であり、最も多いことにはならないため、本選択肢は不正解です。
本選択肢が正解です。
建設業の廃業件数は8.4万者であり、最も多くはないため本選択肢は不正解です。
小売業の廃業件数は13.9万者と最も多いため、本選択肢は不正解です。
宿泊業・飲食サービス業の廃業件数は13.8万者と、小売業に次いで2番目に多いため、本選択肢は不正解です。
同図において、一部の業種以外は廃業件数が開業件数を上回っています。
開業件数と廃業件数がほぼ同数なのは、医療、福祉であり、高齢化社会の進展に合わせて企業の在り方も変わっていることが読み取れます。
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