中小企業診断士の過去問
平成27年度(2015年)
中小企業経営・中小企業政策 問31

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 平成27年度(2015年) 問31 (訂正依頼・報告はこちら)

中小企業診断士A氏のもとに、下記のア〜エの4人の個人事業主から経営資金借り入れに関する相談があった。A氏は、その中の1人に日本政策金融公庫の「女性、若者/シニア起業家支援資金」を紹介することにした。
A氏が上記の融資制度を紹介した人物として、最も適切なものはどれか。
  • 雑貨卸売業(新規開業して6年)を経営するB氏(28歳、男性)
  • 惣菜小売店(新規開業して12年)を経営するC氏(60歳、女性)
  • 日本料理店(新規開業して10年)を経営するD氏(40歳、女性)
  • 洋菓子小売店(新規開業して3年)を経営するE氏(50歳、男性)

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この過去問の解説 (2件)

01

女性、若者/シニア起業家支援資金に関する出題です。
本制度の融資対象は新規開業しておおむね7年以内で以下に該当する者になります。
・女性
・若者(35歳未満)
・高齢者(55歳以上)

対象条件を踏まえ選択肢を確認します。

1:適切です。
上記内容に合致します。

2:不適切です。
女性という条件はクリアしていますが、開業して7年を超えてしまっています。

3:不適切です。
女性という条件はクリアしていますが、開業して7年を超えてしまっています。

4:不適切です。
開業して7年以内ではありますが、高齢者の対象は55歳以上となります。


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02

女性、若者/シニア起業家支援資金の融資を受ける条件は以下の2点を両方とも満たすことです。

1.新たに事業を始める方または事業開始後おおむね7年以内の方

2.女性または35歳未満か55歳以上の方

各選択肢をそれぞれみていきます。

選択肢1. 雑貨卸売業(新規開業して6年)を経営するB氏(28歳、男性)

融資の条件を満たしているため、本選択肢が正解です。

選択肢2. 惣菜小売店(新規開業して12年)を経営するC氏(60歳、女性)

2の条件は満たしていますが、1の条件に合致しないため本選択肢は不正解です。

選択肢3. 日本料理店(新規開業して10年)を経営するD氏(40歳、女性)

2の条件は満たしていますが、1の条件に合致しないため本選択肢は不正解です。

選択肢4. 洋菓子小売店(新規開業して3年)を経営するE氏(50歳、男性)

1の条件は満たしていますが、2の条件に合致しないため本選択肢は不正解です。

まとめ

女性、若者/シニア起業家支援資金には、国民生活事業と中小企業事業があり融資限度額が異なっています。

返済期間は両者とも設備資金は20年内(うち据え置き期間2年以内)、運転資金は7年以内(うち据え置き期間2年以内)とされています。

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