中小企業診断士の過去問
平成28年度(2016年)
財務・会計 問6
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 平成28年度(2016年) 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
次の資料に基づいて、下記の設問に答えよ。
期中取引(発生順)
1. 増資にあたり、株式300株を1株当たり70千円の価格で発行し、払込金は当座預金とした。
なお、会社法が定める最低額を資本金とした。また、株式募集のための費用150千円を小切手を振出して支払った。
2. 株主総会が開催され、繰越利益剰余金の分配を次のように決定した。
① 利益準備金会社法が定める最低額
② 配当金800千円
③ 別途積立金180千円
この設問は、(前問)の続きの設問となります。
期中取引が終わった時点の繰越利益剰余金の金額として、最も適切なものはどれか。
期中取引(発生順)
1. 増資にあたり、株式300株を1株当たり70千円の価格で発行し、払込金は当座預金とした。
なお、会社法が定める最低額を資本金とした。また、株式募集のための費用150千円を小切手を振出して支払った。
2. 株主総会が開催され、繰越利益剰余金の分配を次のように決定した。
① 利益準備金会社法が定める最低額
② 配当金800千円
③ 別途積立金180千円
この設問は、(前問)の続きの設問となります。
期中取引が終わった時点の繰越利益剰余金の金額として、最も適切なものはどれか。
- 120千円
- 140千円
- 184千円
- 220千円
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
期中取引の中で繰越利益剰余金に影響する取引は、
2の配当に関わる取引となります。
会社法で定める利益準備金の最低額とは、
①配当金 × 1/10
②資本金 × 1/4 – (資本準備金 + 利益準備金)
のいずれか小さい方を積み立てることを表しております。
①は、配当金800千円×1/10=80千円
②は、設問(1)で算出した期中取引後の資本金が90,500千円であることから、
90,500千円×1/4ー(1,000千円+5,000千円)
=16,625千円
となりますので、小さい方の①80千円を利益準備金として積み立てる必要があります。
従って、
1,200千円ー(800千円+80千円+180千円)
=140千円
が期中取引終了後の金額となります。
参考になった数15
この解説の修正を提案する
02
利益準備金の積み立て額の知識を問う問題です。
利益準備金の積み立て額は、
1.資本金の4分の1の金額-(資本準備金と利益準備金の合計額)
2.配当金800千円の10分の1にあたる金額
のいずれか小さい金額を積み立てることになります。
設問1で算出した資本金の金額は、90,500千円でした。
資本準備金と利益準備金については、【資料】と設問1の結果から資本準備金が11,500千円、利益準備金は5,000千円となります。
これらの数字を上記1と2に当てはめると、1が(90,500×1/4)-(11,500+5,000)=6,125千円、2が80千円となります。
以上から、積み立てる金額は80千円となります。
【資料】では、繰越利益剰余金は1,200千円となっていますが、ここから新たに積み立てた金額80千円、配当金800千円、別途積立金180千円を差し引き、期中取引が終わった時点での繰越利益剰余金は残額の140千円となります。
不適切な選択肢となります。
正解の選択肢となります。
不適切な選択肢となります。
不適切な選択肢となります。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
前の問題(問5)へ
平成28年度(2016年)問題一覧
次の問題(問7)へ