中小企業診断士の過去問
平成28年度(2016年)
財務・会計 問11
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 平成28年度(2016年) 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
次の貸借対照表と損益計算書について、下記の設問に答えよ。
キャッシュ・フロー計算書上の表示として最も適切なものはどれか。
キャッシュ・フロー計算書上の表示として最も適切なものはどれか。
- 売上債権の増加額 △35,000千円
- 減価償却費 △10,000千円
- 固定資産の増加額 125,000千円
- 仕入債務の増加額 △20,000千円
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この過去問の解説 (2件)
01
X2年55,000千円へ35,000千円増加しています。
売掛金の増加はキャッシュフローのマイナスになりますので、正しいです。
2は、X2年単年の減価償却費は10,000千円です。
減価償却費の増加はキャッシュフローの増加になりますので、誤りです。
3は、建物・備品がX1年100,000千円から、
X2年225,000千円へ125,000千円増加しています。
固定資産の増加はキャッシュフローのマイナスになりますので、誤りです。
4は、買掛金がX1年30,000千円から、
X2年50,000千円へ20,000千円増加しています。
買掛金の増加はキャッシュフローの増加になりますので、誤りです。
よって、正解は1.になります。
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02
キャッシュ・フロー計算書上の表示の正誤を問う問題です。
正解の選択肢となります。
売上債権(売掛金)は、相手に商品を販売した結果として発生する債権(お金を受け取る権利)です。商品は引き渡していますが、まだお金を受け取っていないため、キャッシュにマイナスの影響となります。
減価償却費は、実際には費用の支出を伴わないため、プラス調整です。
固定資産の増加は、実際に費用の支出を伴うため、マイナス調整です。
仕入債務(買掛金)の増加はキャッシュにプラスの影響となるため、プラス調整です。
他の選択肢で売上債権(売掛金)が問われていますが、本選択肢は真逆のパターンです。
仕入債務(買掛金)は、相手から商品を購入した結果として発生する債務(お金を支払う義務)です。商品は受け取っていますが、まだお金を支払っていないため、キャッシュにプラスの影響となります。
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