中小企業診断士の過去問
平成28年度(2016年)
財務・会計 問13

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 平成28年度(2016年) 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

直接金融と間接金融に関する記述として最も適切なものはどれか。
  • ある企業の増資に応じて、個人投資家が証券会社を通して株式を取得したとき、その企業にとっては直接金融となる。
  • 銀行が株式の発行を行った場合は間接金融となる。
  • 金融庁は、「貯蓄から投資へ」というスローガンの下、直接金融の割合を減らし間接金融の割合を増やすことを目指している。
  • 社債の発行による資金調達は、借入金による資金調達と同じ負債の調達であり、間接金融である。

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この過去問の解説 (2件)

01

1は、株式の取得は直接的に出資する直接金融であり、正しいです。
2は、銀行であっても、出資者から直接資金を調達する株式の発行は直接金融であり、誤りです。
3は、貯蓄から投資へ、とは間接金融から直接金融への転換を表しておりますので、誤りです。
4は、負債の調達であることは正しいですが、出資者から直接資金を調達する直接金融であり、誤りです。

よって、1.が正解です。

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02

直接金融と間接金融に関する問題です。

直接金融:株式や社債の発行等を通じて、投資家から(市場を通じて)直接資金調達を行うことです。

間接金融:銀行から借り入れを行うことです。

選択肢1. ある企業の増資に応じて、個人投資家が証券会社を通して株式を取得したとき、その企業にとっては直接金融となる。

正解の選択肢となります。

選択肢2. 銀行が株式の発行を行った場合は間接金融となる。

銀行が株式の発行を行った場合は、直接金融となります。

選択肢3. 金融庁は、「貯蓄から投資へ」というスローガンの下、直接金融の割合を減らし間接金融の割合を増やすことを目指している。

冒頭の解説より、投資は直接金融となります。

「貯蓄から投資へ」というスローガンなので、間接金融の割合を減らし直接金融の割合を増やすことを目指しています。

選択肢4. 社債の発行による資金調達は、借入金による資金調達と同じ負債の調達であり、間接金融である。

冒頭の解説より、社債の発行による資金調達は直接金融となります。

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