中小企業診断士の過去問
平成28年度(2016年)
企業経営理論 問23
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 平成28年度(2016年) 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
人材のダイバーシティが組織やそのメンバーに与える影響に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- これまで社外に求められていた異質な見方を社内に取り込むことで、組織変革や新商品開発などのイノベーションが期待される。
- 少数派の意見を強制的に反映させるアファーマティブ・アクションを通じて、格差の是正を超えた経営成果の改善がもたらされる。
- 他者あるいは他の集団との比較を行い、他者を自分にはない魅力を備えた存在と認識させることによって、個人の自尊心が保たれる。
- 多様な人材の確保によって、共通の人生経験や価値観などのような類似したバックグラウンドを全く見いだせなくなり、人々の交流やコミュニケーションに好ましくない影響を与える。
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この過去問の解説 (2件)
01
2は、少数派の意見を組み入れることを目的としておりますが、強制的に反映することではありません。
3は、個人の自尊心を保つことが目的ではありません。
4は、人生経験や価値観の違いによって、分かり合うために、交流やコミュニケーションは活発になります。
よって、1.が正解です。
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02
正解は、「これまで社外に求められていた異質な見方を社内に取り込むことで、組織変革や新商品開発などのイノベーションが期待される。」です。
【基礎知識】
「ダイバーシティ」とは多様性のことを指します。人種、年齢、性別、能力、価値観など異なる人たちの存在を言います。
また、「ダイバーシティ&インクルージョン」とは、多様性を企業内に取り込み(インクルージョン)、活用していくプロセスのことを指します。
正しい。多様性を企業内に取り込む(インクルージョン)ことで、これまでとは異なった見方や考え方を取り込むことができ、新たな市場の開拓や新製品開発などにつながことが期待されています。
誤り。アファーマティブ・アクションとは、マイノリティに積極的に機会等を提供していくことで、「積極的格差是正」とも言います。
あくまで格差を是正することで、経営成果の改善まで結びつくとは言い難いです。
誤り。ダイバーシティは他の集団との優劣をつける考え方ではなく、自身とは異なることを認識し、受け入れていくプロセスになります。
誤り。
多様な人材を認めて受け入れていくためには、積極的に交流し、コミュニケーションを深める必要があります。
好ましくない影響を与えるわけではありません。
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