中小企業診断士の過去問
平成28年度(2016年)
企業経営理論 問37

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 平成28年度(2016年) 問37 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

多くの消費者の支持を得ることができた①ブランドをどのように管理し、成長させていくかは、企業収益を左右する重要な課題である。②ブランド開発戦略として説明されているように、例えば、同じブランド名を用いて、同じカテゴリーに形、色、サイズ、フレーバーなどを変えた製品を導入する( A )や異なるカテゴリーの新製品を導入する( B )がとられる。
同一ブランドでのさらなる市場浸透策が難しいと判断される場合には、同じカテゴリーに新ブランドを展開する( C )や、他社との共同開発という形をとり、自社のブランド名と他社の人気ブランド名の2つを同一製品で用いる( D )が検討される。

文中の空欄A〜Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
  • A:ブランド拡張    B:マルチ・ブランド   C:ライセンス・ブランド  D:ライン拡張
  • A:マルチ・ブランド  B:ブランド拡張     C:ライン拡張       D:コ・ブランディング
  • A:マルチ・ブランド  B:ライン拡張      C:コ・ブランディング   D:ブランド拡張
  • A:ライン拡張     B:コ・ブランディング  C:マルチ・ブランド    D:ブランド拡張
  • A:ライン拡張     B:ブランド拡張     C:マルチ・ブランド    D:コ・ブランディング

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この過去問の解説 (2件)

01

空欄A:ライン拡張
同じブランド名を用いて、同じカテゴリーに形、色、サイズ、フレーバーなどを変えた製品を導入することを指します。

空欄B:ブランド拡張
同じブランド名を用いて、異なるカテゴリーの新製品を導入することを指します。

空欄C:マルチブランド
同じカテゴリーに新ブランドを展開することを指します。

空欄D:コ・ブランディング
他社との共同開発という形をとり、自社のブランド名と他社の人気ブランド名の2つを同一製品で用いることを指します。

したがって項番5が正解となります。

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02

正解は、「A:ライン拡張、B:ブランド拡張、C:マルチ・ブランド、D:コ・ブランディング」です。

【基礎知識】

◆ブランド基本戦略(コトラー)

①ブランド名が既存、製品カテゴリーも既存の場合

ライン拡張:マクドナルドの季節メニューなど

同顧客にアピールできるというメリットがあります。

②ブランド名が既存、製品カテゴリーは新規の場合

ブランド拡張:YAMAHAによる楽器、バイクなど

ブランド知名度を活用できるというメリットがあります。

③ブランド名が新規、製品カテゴリーは既存の場合

マルチブランド:ユニクロとGUなど

違うターゲットを狙わないとカニバリゼーション(共食い)の恐れがあります。

④ブランド名が新規、製品カテゴリーも新規の場合

新ブランド:P&Gのボールド、ファブリーズなど

【選択肢評価】

A 既存ブランド、既存カテゴリーになるため、ライン拡張。

B 既存ブランド、異なるカテゴリーになるため、ブランド拡張。

C 既存カテゴリーに新ブランドになるため、マルチブランド。

D 2社が共同で開発した同一製品に2社のブランド名をつける戦略。それぞれのブランドの強みを持つ市場への浸透を図る。コ・ブランディングという。

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