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中小企業診断士の過去問 平成28年度(2016年) 企業経営理論 問41

問題

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消費者の購買行動に関する記述として、最も適切なものはどれか。
   1 .
精緻化見込みモデルに基づけば、人が時間や労力をかけた購買意思決定プロセスをとるのは、以下のいずれかの条件が満たされた場合である。それは、「製品やサービスの購買に対する動機づけレベルが高い場合」、「情報処理の能力を有する場合」、あるいは、「利用可能な情報に接する機会や時間がある場合」である。
   2 .
多属性態度理論に基づけば、人は、製品が有するある属性のマイナス面を他の属性のプラス面で相殺することをしない。
   3 .
特定の製品カテゴリーに対する関与が高い場合、知識が少ない人より多い人のほうが、満足の最大化を目指して、限定的な意思決定プロセスをとりやすい。
   4 .
「見せかけのロイヤルティ」の顧客とは、対象製品やサービスに対して好ましい態度や高い購買意向を持ちながら、購買行動に移さない人のことをいう。
( 中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 平成28年度(2016年) 問41 )
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この過去問の解説 (2件)

15
項番1:不適切です。
精緻化見込みモデルに基づいた場合、人が時間や労力をかけた購買意思決定プロセスをとるのは、「製品やサービスの購買に対する動機付けレベルが高い場合」、「情報処理の能力を有する場合」いずれも満たしている必要があります。また、「利用可能な情報に接する機会や時間がある場合」は不要です。

項番2:不適切です。
多属性態度理論に基づいた場合、ある属性のマイナス面を他の属性のプラス面で相殺することがあります。

項番3:適切です。
記述の通りです。

項番4:不適切です。
見せかけのロイヤルティとは、製品やサービスを好んでいるか分からないが、結果的に繰り返し当該製品・サービスを利用している状況を指します。

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4

正解は、「特定の製品カテゴリーに対する関与が高い場合、知識が少ない人より多い人のほうが、満足の最大化を目指して、限定的な意思決定プロセスをとりやすい。」です。

【基礎知識】

消費者購買行動の各理論に関する理解度を問う問題です。

〇MAOモデル →購買行動に影響を与える3要素

動機(Motivation):買いたい、欲しいという気持ち

能力(Ability):情報処理能力や購買決定のための時間の有無など

機会(Opportunity):情報入手等の機会

〇精緻化見込みモデル →購買決定に2つのルートをたどる

MAOがそろっている場合 → 中心ルート:情報を収集し、論理的に購買を判断、車・家など

MAOがそろっていない場合 → 周辺ルート:見た目、口コミなどで判断、日用品、こだわりのないものなど

〇多属性意思決定

複数の属性を考慮して決定する方法。

・加算型:すべての属性に得点をつけて合計して比較する

・連結型:属性ごとに必要条件(最低ライン)を設けて、すべての属性で上回ったものに決定する。

・分離型:属性ごとにこれだけあれば十分という基準を設け、それをクリアしたものに決定する。

・辞書編纂型:最も重要な属性を決め、まずはそれを比較する。同点の場合は次に重要な属性を比較して決定する。

・EBA型:属性ごとに必要条件(最低ライン)を設けて、属性を一つ一つ見ていき、クリアできなければ商品を外していく。連結型との違いは、全項目を一気に評価するのが連結型で、一つ一つ見ていってクリアできないものを外していくのはEBA型。情報処理の方法に差がある。

・感情依拠型:ブランドなどで決定する。

選択肢1. 精緻化見込みモデルに基づけば、人が時間や労力をかけた購買意思決定プロセスをとるのは、以下のいずれかの条件が満たされた場合である。それは、「製品やサービスの購買に対する動機づけレベルが高い場合」、「情報処理の能力を有する場合」、あるいは、「利用可能な情報に接する機会や時間がある場合」である。

誤り。動機、能力あるいは機会ではなく、3つの条件は並列となり、これらの有無で購買行動が変わります。

選択肢2. 多属性態度理論に基づけば、人は、製品が有するある属性のマイナス面を他の属性のプラス面で相殺することをしない。

誤り。多属性意思決定とは複数の属性を考慮し、総合的に判断します。

選択肢3. 特定の製品カテゴリーに対する関与が高い場合、知識が少ない人より多い人のほうが、満足の最大化を目指して、限定的な意思決定プロセスをとりやすい。

正しい。知識が多いと精緻化見込みモデルでは中心ルート、つまり合理的な意思決定を行います。よって思い付き等の購買はなくなり、合理的に判断します。

選択肢4. 「見せかけのロイヤルティ」の顧客とは、対象製品やサービスに対して好ましい態度や高い購買意向を持ちながら、購買行動に移さない人のことをいう。

誤り。見せかけのロイヤリティとは、たとえば毎日買っているお茶など、特にロイヤリティがあるわけではないが何気に繰り返し購入してしまう消費行動です。新たな商品の登場などですぐにスイッチしてしまう可能性があります。

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