中小企業診断士の過去問
平成28年度(2016年)
運営管理 問38

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成28年度(2016年) 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

物流センターの機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • クロスドッキングとは、物流センターの荷受場で、入荷品を事前出荷通知に基づき保管するか出荷するかを識別して、出荷品を出荷場に通過させることである。
  • 店舗に対して一括物流を行うには、物流センターで在庫を持つ必要がある。
  • 店舗の発注から店舗への納品までの期間は、一般的に、在庫を持たない物流センターを経由して納品する方が、在庫を持つ物流センターを経由して納品するよりも短い。
  • 包装は、内装と外装に大別され、前者を商業包装、後者を工業包装ともいう。
  • 保管機能とは、商品を一定の場所で、品質、数量の保持など適正に管理し、空間的懸隔と時間的懸隔を克服するものである。

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この過去問の解説 (2件)

01

【正解1】

[1]適切

クロスドッキングとは、物流センターの荷受場で、入荷品を事前出荷通知に基づき保管するか出荷するかを識別して、出荷品を出荷場に通過させることです。

[2]不適切

店舗に対して一括物流を行うには、必ずしも物流センターで在庫を持つ必要はありません。

(在庫を持たない物流センターを通過型物流センター(TC)と言います。

[3]不適切

店舗の発注から店舗への納品までの期間は、在庫を持つ物流センターを経由して納品する方が一般的に短いです。

[4]不適切

包装は、個装、内装、外装に大別され、個装を商業包装、内装および外装を工業包装と言います。

[5]不適切

保管機能とは、品質、数量の保持など適正に管理することで時間的懸隔を克服しますが、商品は一定の場所で保管するため、空間的懸隔は克服しません。

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02

物流センターの機能に関する問題です。

選択肢1. クロスドッキングとは、物流センターの荷受場で、入荷品を事前出荷通知に基づき保管するか出荷するかを識別して、出荷品を出荷場に通過させることである。

適切です。

クロスドッキングでは入荷した貨物を在庫とせずにそのまま仕分けし出荷します。

選択肢2. 店舗に対して一括物流を行うには、物流センターで在庫を持つ必要がある。

不適切です。

店舗に対して一括物流を行う場合でも、必ずしも物流センターで在庫を持つ必要があるわけではありません。

選択肢3. 店舗の発注から店舗への納品までの期間は、一般的に、在庫を持たない物流センターを経由して納品する方が、在庫を持つ物流センターを経由して納品するよりも短い。

不適切です。

店舗の発注から店舗への納品までの期間は、一般的に、在庫を持つ物流センターを経由して納品する方が、在庫を持たない物流センターを経由して納品するよりも短いです。

選択肢4. 包装は、内装と外装に大別され、前者を商業包装、後者を工業包装ともいう。

不適切です。

包装とは個装、内装、外装に区別されます。

個装を商業包装、内装と外装を工業包装といいます。

選択肢5. 保管機能とは、商品を一定の場所で、品質、数量の保持など適正に管理し、空間的懸隔と時間的懸隔を克服するものである。

不適切です。

在庫の保管により時間的懸隔は克服できますが、一定の場所で管理することから空間的懸隔は克服できません。

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