中小企業診断士の過去問
平成28年度(2016年)
経営情報システム 問10

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 平成28年度(2016年) 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

コンピュータやスマートフォン、あるいは通信機能を備えた周辺機器をLAN環境で利用するために、それらの機器にマシン名やアドレスを割り振るなどの管理が必要である。アドレスにはMACアドレスやIPアドレスがあるが、後者は従来のIPv4に加え、より広いアドレス空間を持つIPv6も利用されている。
このアドレス管理に関する記述として最も適切なものはどれか。
  • IPv4のIPアドレスは32ビットからなり、前半のネットワーク部と後半のホスト部から構成される。CIDR表記では、例えば、211.11.0.1/16のように、/以下にネットワーク部のビット数を記す。
  • IPv6ではIPアドレスは128ビットからなり、IPv4との互換性を保つために、先頭から1〜80ビットはゼロ、81〜96ビットは1とし、残りの32ビットにIPv4のアドレスを入れるIPv4互換アドレスという方法を採用している。
  • IPv6ではIPアドレスは128ビットからなり、プレフィックスとインタフェースIDにより構成される。インタフェースIDがIPv4のネットワーク部に該当する。
  • MACアドレスは64ビットからなり、先頭の24ビットが製品固有の番号、残りの40ビットに製造メーカ番号が割り当てられ製造メーカから出荷される。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

【正解1】

[1]適切

IPv4のIPアドレスは32ビットからなっており、前半のネットワーク部と後半のホスト部から構成されています。

[2]不適切

IPv6ではIPアドレスは128ビットからなり、IPv4との互換性を保つために、先頭から上位96ビットを0とし、残りの32ビットにIPv4のアドレスを入れるIPv4互換アドレスという方法を採用しています(IPv4互換アドレスは、最終的に機能ごと廃止されています)。

[3]不適切

IPv6ではIPアドレスは128ビットからなり、プレフィックスとインタフェースIDにより構成されますが、インタフェースIDが該当するのはIPv4のホスト部です。

[4]不適切

MACアドレスは64ビットではなく、48ビットからなっています。

参考になった数9

02

MACアドレスやIPアドレスに関する問題です。

選択肢1. IPv4のIPアドレスは32ビットからなり、前半のネットワーク部と後半のホスト部から構成される。CIDR表記では、例えば、211.11.0.1/16のように、/以下にネットワーク部のビット数を記す。

正解の選択肢となります。

選択肢2. IPv6ではIPアドレスは128ビットからなり、IPv4との互換性を保つために、先頭から1〜80ビットはゼロ、81〜96ビットは1とし、残りの32ビットにIPv4のアドレスを入れるIPv4互換アドレスという方法を採用している。

本選択肢は、IPv4射影アドレスの説明になります。

選択肢3. IPv6ではIPアドレスは128ビットからなり、プレフィックスとインタフェースIDにより構成される。インタフェースIDがIPv4のネットワーク部に該当する。

IPv6では、プレフィックスがIPv4のネットワーク部に該当します。

選択肢4. MACアドレスは64ビットからなり、先頭の24ビットが製品固有の番号、残りの40ビットに製造メーカ番号が割り当てられ製造メーカから出荷される。

本選択肢は、誤りが2か所あります。

MACアドレスは48ビットから構成されます。

残りの24ビットに製造メーカ番号が割り当てられます。

参考になった数2