中小企業診断士の過去問
平成28年度(2016年)
中小企業経営・中小企業政策 問21
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 平成28年度(2016年) 問21 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
①グローバル経済化が加速する中で、わが国企業の海外展開は拡大傾向にある。これに伴い海外子会社からの配当金やロイヤリティなどの収入も増加しており、企業経営における重要性も高まっている。財務省・日本銀行「国際収支統計」に基づき、わが国企業が海外で稼いだ利益の還元状況を海外での再投資と日本国内への利益還流に大別して見ると(2014年)、国内への利益還流は約( A )割を占めている。
なお経済産業省「海外事業活動基本調査」に基づき、2001年度から2013年度の期間について、日本側出資者向支払額の業種別割合の推移を見ると、( B )が一貫して過半を占めている。
もっとも②海外現地法人の売上高経常利益率を業種別に見ると、業種によって海外展開から利益を拡大できている業種とそうでない業種があることも見て取れる。中小企業の海外展開を支援するうえでは、こうした違いを理解することも重要である。
ここでは海外における再投資は直接投資収益のうち再投資収益の受取額、国内への利益還元は配当金・配分済支店収益の受取額を示す。
文中の下線部②について、経済産業省「第44回海外事業活動基本調査(2014年7月)」に基づき、業種別に海外現地法人の売上高経常利益率(2013年度)を見た場合、最も高いものはどれか。
①グローバル経済化が加速する中で、わが国企業の海外展開は拡大傾向にある。これに伴い海外子会社からの配当金やロイヤリティなどの収入も増加しており、企業経営における重要性も高まっている。財務省・日本銀行「国際収支統計」に基づき、わが国企業が海外で稼いだ利益の還元状況を海外での再投資と日本国内への利益還流に大別して見ると(2014年)、国内への利益還流は約( A )割を占めている。
なお経済産業省「海外事業活動基本調査」に基づき、2001年度から2013年度の期間について、日本側出資者向支払額の業種別割合の推移を見ると、( B )が一貫して過半を占めている。
もっとも②海外現地法人の売上高経常利益率を業種別に見ると、業種によって海外展開から利益を拡大できている業種とそうでない業種があることも見て取れる。中小企業の海外展開を支援するうえでは、こうした違いを理解することも重要である。
ここでは海外における再投資は直接投資収益のうち再投資収益の受取額、国内への利益還元は配当金・配分済支店収益の受取額を示す。
文中の下線部②について、経済産業省「第44回海外事業活動基本調査(2014年7月)」に基づき、業種別に海外現地法人の売上高経常利益率(2013年度)を見た場合、最も高いものはどれか。
- 化学
- 小売業
- 情報通信機械
- 鉄鋼
- 輸送機械
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この過去問の解説 (2件)
01
この中で最も売上高経常利益率が高いのは化学となるため、正答は1となります。
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02
経済産業省「第44回海外事業活動基本調査」の現地法人に関する集計表②-29の財務営業比率から、本問の選択肢に選ばれている業種の売上高計上利益率を抽出すると以下のようになります。
化学 8.2%
小売業 2.9%
情報通信機械 3.2%
鉄鋼 2.4%
輸送機械 4.3%
最も売上高計上利益率が高いのは化学です。
本選択肢が正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
通常の学習範囲を超えているとも考えられる内容でした。
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