中小企業診断士の過去問
平成29年度(2017年)
経済学・経済政策 問21

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 経済学・経済政策 平成29年度(2017年) 問21 (訂正依頼・報告はこちら)

公共財や私的財などの財の特徴として、最も適切なものはどれか。
  • 海洋漁業における水産資源は、すべての漁業者が無償で等しく漁を行うことができるという理由で、競合的な性格を持たない。
  • 公共財の場合だけでなく、競合性と排除性を持つ私的財の場合にも、フリーライダーは出現する。
  • 公共財は、競合性と排除性を持たないので、等量消費が不可能になる。
  • 有料のケーブルテレビは、その対価を支払わない消費者を排除できる排除性を持つが、対価を支払った消費者の間では競合性がない。

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この過去問の解説 (2件)

01

公共財や私的財などの財に関する問題です。

選択肢1. 海洋漁業における水産資源は、すべての漁業者が無償で等しく漁を行うことができるという理由で、競合的な性格を持たない。

不適切です。競合性がないとは誰かの消費が他の人の消費に影響を与えないことで、公共財の特徴の1つですが、水産資源には限りがあり一方の消費が他方に影響を与えます。

選択肢2. 公共財の場合だけでなく、競合性と排除性を持つ私的財の場合にも、フリーライダーは出現する。

不適切です。フリーライダーは非排除性を持つ公共財のみに発生する可能性があります。

選択肢3. 公共財は、競合性と排除性を持たないので、等量消費が不可能になる。

不適切です。競合性と排除性を持たないので誰でもいくらでも利用可能なものなので等量消費が可能です。

選択肢4. 有料のケーブルテレビは、その対価を支払わない消費者を排除できる排除性を持つが、対価を支払った消費者の間では競合性がない。

適切です。

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02

1:水産資源には限りがあり、全ての漁業者が無償で等しく漁を行うことが出来ません。
競合的な性格があり不適切です。

2:フリーライダーが出現するのは非排除性をもつ公共財に限られるため、不適切です。

3:公共財は競合性と排除性を持たないので等量消費が可能であり、不適切です。

4:適切です。

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