中小企業診断士の過去問
平成29年度(2017年)
運営管理 問7
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成29年度(2017年) 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
下表は、ある職場で加工に用いられている機械Aについてワークサンプリングを行った結果を示している。主作業以外の作業を改善対象として抽出するため、対象となる作業のパレート分析を行った。80%を超えない範囲でできるだけ多くの作業を改善対象とするとき、その作業の数として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
- 3
- 4
- 5
- 6
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この過去問の解説 (2件)
01
ワークサンプリング、パレート分析に関する問題です。
ワークサンプリングは「作業」「余裕」「非作業」にまず分類します。
更に作業を「準備段取作業」「主体作業(主作業)」「主体作業(付随作業)」、余裕を「管理余裕(作業余裕)」「管理余裕(職場余裕)」「人的余裕(疲労余裕)」「人的余裕(用達余裕)」に分類します。
本問の主体作業は「機械加工1,320回」なので、これを除いたうちから観測回数の多いものから上位80%までを改善対象とします。
よって、上位80%は「加工部材の脱着作業251」「段取替え205」「脱着作業待ち189」「段取替え待ち155」までの4つになります。
各選択肢については、以下の通りです。
1→上記より不適切です。
2→上記より適切です。
3→上記より不適切です。
4→上記より不適切です。
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02
【基礎知識】
正解の作業の数は「4」です。
ワークサンプリング法はある一定の作業を調査する場合に、ずっと観測して分析するのが連続観測法です。
連続観測法はかなり負荷が高くなるため、一定のタイミングで観測を行って、その時の作業を分析するのがワークサンプリング法です。
ずっと観測するのではなく、1時間に一回観測するなど、サンプルを観測しますので、手間は少ないが、正確性は連続観測法と比較して落ちることになります。どの手法で分析するかは調査の目的で変わります。
ワークサンプリング法で観測した作業回数を並べたのが、問いの表になります。
このように収集したデータをパレート分析などで整理します。パレート分析とは各作業の回数が全体作業に占める割合の高いものから並べていきます。
今回の問題では主作業以外を改善対象としますので、観測回数の一番多い機械加工の作業を除いて考えます。
各作業回数の占める割合を並べると以下のようになります。
主作業以外の観測回数合計:1,000回
加工部材の着脱作業:25.1%
段取替え:20.5%
着脱作業待ち:18.9%
段取替え待ち:15.5%
加工部材待ち:12.4%
故障:7.6%
80%を超えない範囲となりますので、高い順に合計していくと、段取替え待ちまでの4作業が改善対象となります。
よって回答は4です。
誤りです。
正解です。
誤りです。
誤りです。
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