中小企業診断士の過去問
平成29年度(2017年)
運営管理 問26

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成29年度(2017年) 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

わが国のショッピングセンター(SC)の現況について、一般社団法人日本ショッピングセンター協会が公表している「全国のSC数・概況」(2016年末時点で営業中のSC)から確認できる記述として、最も適切なものはどれか。
なお、立地については、以下のように定義されている。
中心地域:人口15万人以上の都市(東京23区を含む162都市)で、商業機能が集積した中心市街地
周辺地域:上記中心地域以外の全ての地域
  • 1SC当たりの平均店舗面積は約50,000m2である。
  • 2016年にオープンしたSCの立地は、周辺地域よりも中心地域の方が多い。
  • キーテナント別SC数では、1核SCの割合が最も高い。
  • 新規オープン1SC当たりの平均テナント数は、2001年以降年単位で一貫して増加している。

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この過去問の解説 (2件)

01

【基礎知識】

正解は「キーテナント別SC数では、1核SCの割合が最も高い。」です。

SCの統計情報はしばしば本試験に出ますので、概要は把握しておきたいところです。

SCの統計データの推移の特徴をまとめると以下の通りです。

・SCの平均面積、平均店舗数についてはやや減少傾向。1SCあたり平均店舗面積は17千㎡前後となっている。また1SCあたり店舗数は50店舗前後。

・10千~30千㎡の店舗規模が最多。中心よりも周辺地に出店しているケースが多い。

・キーテナントは1店が6割。

・ディベロッパーは小売業が1位で、次いで不動産業が多い。

選択肢1. 1SC当たりの平均店舗面積は約50,000m2である。

誤り。17千㎡前後です。

選択肢2. 2016年にオープンしたSCの立地は、周辺地域よりも中心地域の方が多い。

誤り。周辺地域の方が多くなっています。

選択肢3. キーテナント別SC数では、1核SCの割合が最も高い。

正しい。6割がキーテナント1店で運営しています。

選択肢4. 新規オープン1SC当たりの平均テナント数は、2001年以降年単位で一貫して増加している。

誤り。平均テナント数は現在50店舗前後で減少傾向にあります。

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02

項番1:不適切です。
1SCあたりの平均店舗面積は16,109㎡です。

項番2:不適切です。
2016年にオープンしたSCの立地は、中心地域よりも周辺地域の方が多くなっています。

項番3:適切です。
記述の通りです。

項番4:不適切です。
新規オープン1SC当たりの平均テナント数は、2001年以降年単位で一貫増加はしておらず増減を繰り返しています。

参考になった数2