中小企業診断士の過去問
平成29年度(2017年)
運営管理 問34

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成29年度(2017年) 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

小売店舗における在庫管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 経済的発注量とは、在庫量を最小にする1回当たりの発注量のことである。
  • サイクル在庫は、定量発注方式の場合に発生し、定期発注方式の場合には発生しない。
  • 定量発注方式を採用した場合、発注点は調達期間中の推定需要量と安全在庫の和として求められる。
  • 補充点は、最大在庫量から調達期間中の推定需要量を差し引いた値である。
  • 見越在庫とは、発注済みであるがまだ手元にない在庫のことである。

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この過去問の解説 (2件)

01

項番1:不適切です。
経済的発注量とは総費用を最小にする1回あたりの発注量のことを指します。

項番2:不適切です。
サイクル在庫は定期発注方式であっても発生します。

項番3:適切です。
記述の通りです。

項番4:不適切です。
補充点とは現在の有効在庫と発注量の合計として設定された値を指します。

項番5:不適切です。
記述は発注残の説明です。

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02

小売店舗における在庫管理に関する問題です。

経済的発注量(Q=√2SR/Pi)は、計算式を理解しておくことは勿論のこと、グラフでも作図できることが望ましいです。

理解が難しく、苦手意識を持っている方も多いと思われますが、計算式の穴埋め問題や今回のように文章で問う問題等、過去に様々なバリエーションで出題されています。

毎年のように問われており、それだけ過去問も豊富にありますので、最優先で克服すべき論点です。

選択肢1. 経済的発注量とは、在庫量を最小にする1回当たりの発注量のことである。

経済的発注量とは、総費用を最小にする1回当たりの発注量のことです。

選択肢2. サイクル在庫は、定量発注方式の場合に発生し、定期発注方式の場合には発生しない。

サイクル在庫は、定量発注方式、定期発注方式いずれの場合でも発生します。

選択肢3. 定量発注方式を採用した場合、発注点は調達期間中の推定需要量と安全在庫の和として求められる。

正解の選択肢となります。

選択肢4. 補充点は、最大在庫量から調達期間中の推定需要量を差し引いた値である。

補充点は、現在在庫と発注量の合計値です。

選択肢5. 見越在庫とは、発注済みであるがまだ手元にない在庫のことである。

本選択肢は、発注残在庫の説明になります。

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