中小企業診断士の過去問
平成29年度(2017年)
運営管理 問44

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成29年度(2017年) 問44 (訂正依頼・報告はこちら)

厚生労働省がHACCP導入のため平成27年10月に公表している手引書によるHACCPに関する基本的な用語とその説明の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

【用語】
1  PRP
2  SSOP
3  CCP
4  CL

【用語の説明】
a   HACCPシステムを効果的に機能させるための前提となる食品取扱施設の衛生管理プログラム
b  衛生管理に関する手順のことで、その内容を「いつ、どこで、だれが、何を、どのようにするか」がわかるように文書化したもの
c  特に厳重に管理する必要があり、かつ、危害の発生を防止するために、食品中の危害要因を予防もしくは除去、または、それを許容できるレベルに低減するために必須な段階
d  HACCPプランに従って実施されているかどうか、HACCPプランに修正が必要かどうかを判定するために行う方法、手続き、試験検査
  • 1とb
  • 2とa
  • 3とc
  • 4とc
  • 4とd

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この過去問の解説 (2件)

01

HACCPに関する問題です。毎年出題される頻出領域ではありませんが、過去問題を使って用語を暗記しておきましょう。

1.PRP:Prerequisite Programs(一般的衛生管理)

2.SSOP:Sanitation Standard Operating Procedures(衛生標準作業手順)

3.CCP:Critical Control Point(重要管理点の決定)

4.CL:Critical Limit(管理基準の設定)

出所:一般財団法人食品産業センター「HACCP手法に関する用語説明」(https://haccp.shokusan.or.jp/glossary/一https//.shokusan.or.jp/般財団法人食品産業センター

選択肢1. 1とb

1にはaが該当します。

選択肢2. 2とa

2にはbが該当します。

選択肢3. 3とc

正解の選択肢となります。

選択肢4. 4とc

4の用語に該当する説明はa~dの中にはありません

選択肢5. 4とd

4の用語に該当する説明はa~dの中にはありません

まとめ

追記:用語dの説明について、HACCPの用語では「Verification(検証方法の設定)」が該当します。

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02

1:PRPは食品安全のための前提となるべき条件です。
2:SSOPは衛生管理に関する手順です。
3:CCPは特に厳重に管理する必要があり、かつ、危害の発生を防止するために、食品中の危害要因を予防もしくは除去、または、それを許容できるレベルに低減するために必須な段階のことを指します。
4:CLはCCPのコントロールで、逸脱してしまうと製品の安全性が確保できなくなる値の基準を指します。

上記を踏まえると、各対応は記号と番号の対応は次の通りとなります。

1-a
2-b
3-c
4-該当なし

以上より項番3が正解となります。

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