中小企業診断士の過去問
平成29年度(2017年)
経営法務 問14
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 経営法務 平成29年度(2017年) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)
以下の会話は、中小企業診断士であるあなたとX株式会社の代表取締役甲氏との間で行われたものである。
会話の中の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
甲氏:「漫画家の乙先生に依頼して、企業キャラクターを作ってもらう予定です。」
あなた:「著作権の処理は適切に行いましたか。」
甲氏:「報酬を払うのですから、当然、著作権はうちのものでしょう。」
あなた:「いいえ、乙先生はそれをライセンス料と思っているかもしれませんよ。キャラクターの絵柄について、その著作者である乙先生は、著作権法上( A )権と( B )権の2つの権利を有しますから、それぞれの処理が必要になります。」
甲氏:「知りませんでした。」
あなた:「( A )権は契約によって譲り受けることができます。一方、( B )権は譲り受けられませんから、異なった権利処理をする必要があります。注意してください。」
甲氏:「ありがとうございます。早速、顧問弁護士に相談するようにします。」
会話の中の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
甲氏:「漫画家の乙先生に依頼して、企業キャラクターを作ってもらう予定です。」
あなた:「著作権の処理は適切に行いましたか。」
甲氏:「報酬を払うのですから、当然、著作権はうちのものでしょう。」
あなた:「いいえ、乙先生はそれをライセンス料と思っているかもしれませんよ。キャラクターの絵柄について、その著作者である乙先生は、著作権法上( A )権と( B )権の2つの権利を有しますから、それぞれの処理が必要になります。」
甲氏:「知りませんでした。」
あなた:「( A )権は契約によって譲り受けることができます。一方、( B )権は譲り受けられませんから、異なった権利処理をする必要があります。注意してください。」
甲氏:「ありがとうございます。早速、顧問弁護士に相談するようにします。」
- A:著作 B:著作者人格
- A:著作 B:著作隣接
- A:著作者人格 B:著作
- A:著作者人格 B:著作隣接
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この過去問の解説 (2件)
01
よって項番1が正解となります。
一般的に報告書作成等の業務委託契約書を交わす場合、上記理由により「契約受託者は著作者人格権を行使しないものとする」等の文言を契約書に記載することがあります。
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02
作者本人及び、著作物に関わる関係者に発生する権利の知識を問う問題です。
平易な内容ですので、是非とも正解したい問題です。
本問の選択肢で問われている用語は3つあります。
著作権:著作物(楽曲、小説など)の作者
著作者人格権:作者の人格を保護する権利。作者の死亡により消滅する
著作隣接権:実演家、レコード製作者、放送事業者、有線放送事業者が有する権利
以上から、A:著作 B:著作者人格の組み合わせが正解となります。
正解の選択肢となります。
Bが誤りです。
いずれも誤りです。
いずれも誤りです。
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