中小企業診断士の過去問
平成29年度(2017年)
経営情報システム 問5

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 平成29年度(2017年) 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

オペレーティングシステム(OS)は、制御プログラム、言語プロセッサおよびユーティリティ(サービスプログラムとも呼ばれる)で構成される。
OSの基本機能に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 言語プロセッサには、コンパイラ、インタプリタなどがある。コンパイラは、高水準言語で記述されたプログラムを機械語のオブジェクトプログラムに変換する言語プロセッサである。
  • タスク管理とジョブ管理は、制御プログラムの基本機能である。タスク管理は、プログラムの実行単位を1つのタスクとして、その処理順序を監視・制御することであり、ジョブ管理は、タスクを細分化したジョブにCPUや主記憶などの資源をいかに割り付けるかを管理することである。
  • デバイスドライバは、入出力装置などを操作・管理するプログラムであり、制御プログラムの中に組み込まれている。従って、新しいデバイスドライバが必要になった場合、OSの再インストールが必要となる。
  • ユーティリティは、制御プログラムおよび言語プロセッサを代替する機能を持ち、これによってOSは安定して稼働できるようになる。

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この過去問の解説 (2件)

01

項番1:適切です。
記述の通りです。

項番2:不適切です。
タスク管理とジョブ管理は、制御プログラムの基本機能ですが、説明が逆の記述となっています。ジョブ管理はプログラムの実行単位を1つのジョブとして、その処理順序を監視・制御することであり、タスク管理は、ジョブを細分化したタスクにCPUや主記憶などの資源をいかに割り付けるかを管理することです。

項番3:不適切です。
新しいデバイスドライバが必要になった場合、OSの再インストールが不要です。

項番4:不適切です。
ユーティリティとは、共通の機能を提供する基本的なプログラム群を指します。

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02

OSの基本機能に関する問題です。

選択肢1. 言語プロセッサには、コンパイラ、インタプリタなどがある。コンパイラは、高水準言語で記述されたプログラムを機械語のオブジェクトプログラムに変換する言語プロセッサである。

正解の選択肢となります。

選択肢2. タスク管理とジョブ管理は、制御プログラムの基本機能である。タスク管理は、プログラムの実行単位を1つのタスクとして、その処理順序を監視・制御することであり、ジョブ管理は、タスクを細分化したジョブにCPUや主記憶などの資源をいかに割り付けるかを管理することである。

ジョブ管理は、プログラムの実行単位を1つのジョブとして、その処理順序を監視・制御することであり、ジョブ管理は、ジョブを細分化したタスクにCPUや主記憶などの資源をいかに割り付けるかを管理することです。

選択肢3. デバイスドライバは、入出力装置などを操作・管理するプログラムであり、制御プログラムの中に組み込まれている。従って、新しいデバイスドライバが必要になった場合、OSの再インストールが必要となる。

新しいデバイスドライバが必要になった場合でも、OSの再インストールは不要です。

選択肢4. ユーティリティは、制御プログラムおよび言語プロセッサを代替する機能を持ち、これによってOSは安定して稼働できるようになる。

ユーティリティとは、システムの運用を支援することで使い勝手や性能などを向上させる役割を持っています。

具体例としては、電卓機能、カレンダー機能、スクリーンショット機能等です。

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