中小企業診断士の過去問
平成29年度(2017年)
経営情報システム 問22
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 平成29年度(2017年) 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
ATMを使った金融取引やPCへのログインの際など、本人確認のための生体認証技術が広く社会に普及している。認証の精度は、他人受入率(FAR:False Acceptance Rate)と本人拒否率(FRR:False Rejection Rate)によって決まる。この2つはトレードオフ関係にあり、一般に片方を低く抑えようとすると、もう片方は高くなる。
FARとFRRに関する以下の文章の空欄A〜Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a ( A )が低いと安全性を重視したシステムになり、( B )が低いと利用者の利便性を重視したシステムになる。
b ATMでの生体認証では、( C )が十分低くなるように設定されている。
c なりすましを防止するには、( D )を低く抑えることに重点をおけばよい。
FARとFRRに関する以下の文章の空欄A〜Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a ( A )が低いと安全性を重視したシステムになり、( B )が低いと利用者の利便性を重視したシステムになる。
b ATMでの生体認証では、( C )が十分低くなるように設定されている。
c なりすましを防止するには、( D )を低く抑えることに重点をおけばよい。
- A:FAR B:FRR C:FAR D:FAR
- A:FAR B:FRR C:FRR D:FRR
- A:FRR B:FAR C:FAR D:FAR
- A:FRR B:FAR C:FRR D:FRR
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この過去問の解説 (2件)
01
これは低ければ低いほど安全性を重視したシステムになります。
・本人拒否率(FRR)は、その名の通り、本人を拒否してしまう確率です。
これは低ければ低いほど利用者の利便性を重視したシステムになります。
・ATM生体認証やなりすまし防止のためにはFARを低く抑えることが重要です。
以上より項番1が正解となります。
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02
生体認証に関する出題です。
FAR:False Acceptance Rateの略であり、他人を誤って受け入れる率のことです。
FRR:False Rejection Rateの略であり、他人を誤って拒否する率のことです。
それぞれの解説すると以下のようになります。
FAR が低い場合は、他人を誤って受け入れる割合が低いため認証の精度が高く、安全性を重視した認証システムといます。
逆に、FRR が低い場合は本人を誤って拒否する割合が低くなり、再認エラーが少なくなるため、利用者の利便性を重視した認証システムになります。
また、ATMはなりすましを防止するために認証の精度を高めること、つまりFARを低く抑えることに重点を置いています。
上記より正しい選択肢は以下のようなります。
A:FAR B:FRR C:FAR D:FAR
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
セキュリティに関する意識は年々高くなり、重要な要素である認証に関する出題は今後も多いと予想できるため学習しておきましょう。
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