中小企業診断士の過去問
平成29年度(2017年)
中小企業経営・中小企業政策 問5
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 平成29年度(2017年) 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
財務省「法人企業統計調査年報」に基づき、リーマン・ショック後の2009年度から2014年度の期間について、企業規模別に経常利益の推移を見ると、( )にある。
次に、財務省「法人企業統計調査季報」に基づき、2009年と2015年について、経常利益の変動要因を、売上高、変動費、人件費、減価償却費、営業外損益に大別して、企業規模別に見ると、中小企業と大企業では違いが見られる。
なお、ここでは大企業は資本金10億円以上の企業、中小企業とは資本金1千万円以上1億円未満の企業とする。
(設問)
文中の下線部について、企業規模別に経常利益の変動要因を見た場合の記述として、最も適切なものはどれか。
財務省「法人企業統計調査年報」に基づき、リーマン・ショック後の2009年度から2014年度の期間について、企業規模別に経常利益の推移を見ると、( )にある。
次に、財務省「法人企業統計調査季報」に基づき、2009年と2015年について、経常利益の変動要因を、売上高、変動費、人件費、減価償却費、営業外損益に大別して、企業規模別に見ると、中小企業と大企業では違いが見られる。
なお、ここでは大企業は資本金10億円以上の企業、中小企業とは資本金1千万円以上1億円未満の企業とする。
(設問)
文中の下線部について、企業規模別に経常利益の変動要因を見た場合の記述として、最も適切なものはどれか。
- 大企業では売上高の減少、中小企業では売上高の増加が寄与している。
- 大企業では売上高の増加、中小企業では売上高の減少が寄与している。
- 大企業では変動費の減少、中小企業では変動費の増加が寄与している。
- 大企業では変動費の増加、中小企業では変動費の減少が寄与している。
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この過去問の解説 (2件)
01
よって項番2が正解となります。
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02
2009年から2015年にかけての企業規模別の経常利益の推移を問う問題です。
2016年中小企業白書の「収益構造の分解」の箇所に以下のように記述されています。
選択肢のに合致するものを選ぶと、大企業では売上高の増加、中小企業では売上高の減少が寄与しているとなります。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
変動要因は、2016年中小企業白書の第1-2-12図にもわかりやすく図示されています。
大企業も中小企業も最も大きな変動要因はともに変動費の減少という結果が出ています。
中小企業のように売上高は減少していても、コストの削減により経常利益は増加することもあるため注意が必要です。
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