中小企業診断士 過去問
平成30年度(2018年)
問28 (財務・会計 問3)
問題文
【資 料】
(1)本店は支店の広告宣伝費30,000円を現金で支払った。
(2)支店は本店の買掛金70,000円を現金で支払った。
(3)本店は支店の売掛金15,000円を現金で回収した。
(4)本店は原価60,000円の商品を支店に送付した。
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 平成30年度(2018年) 問28(財務・会計 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
【資 料】
(1)本店は支店の広告宣伝費30,000円を現金で支払った。
(2)支店は本店の買掛金70,000円を現金で支払った。
(3)本店は支店の売掛金15,000円を現金で回収した。
(4)本店は原価60,000円の商品を支店に送付した。
- 貸方残高: 45,000円
- 貸方残高:115,000円
- 借方残高: 5,000円
- 借方残高: 75,000円
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この過去問の解説 (2件)
01
本店側の仕訳は下記のとおりです。
(1)本店は支店の広告宣伝費30,000円を現金で支払った。
支店 30,000/現金 30,000
(2)支店は本店の買掛金70,000円を現金で支払った。
買掛金 70,000/支店 70,000
(3)本店は支店の売掛金15,000円を現金で回収した。
現金 15,000/支店 15,000
(4)本店は原価60,000円の商品を支店に送付した。
支店 60,000/商品 60,000
本店の支店勘定の合計は
借 90,000/貸 85,000
となります。
その為、借方5,000の残高となります。
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02
本支店会計に関する問題です。
本支店会計とは、本店側に支店勘定、支店側に本店勘定を設けて、それぞれ本店と支店の帳簿を結びつけて処理する方法です。
支店勘定と本店勘定の残高は賃借反対で必ず一致する特徴を持っています。
資料の各項目を本店側と支店側で仕訳してみます。
(1)
本店側 (借方)支店 30,000 (貸方)現金 30,000
支店側 (借方)広告宣伝費 30,000 (貸方)本店 30,000
(2)
本店側 (借方)買掛金 70,000 (貸方)支店 70,000
支店側 (借方)本店 70,000 (貸方)現金 70,000
(3)
本店側 (借方)現金 15,000 (貸方)支店 15,000
支店側 (借方)本店 15,000 (貸方)売掛金 15,000
(4)
本店側 (借方)支店 60,000 (貸方)売上(支店への) 60,000
支店側 (借方)仕入(本店からの) 60,000 (貸方)本店 60,000
本店側の支店勘定
(借方合計) 30,000 + 60,000 = 90,000
(貸方合計) 70,000 + 15,000 = 85,000
90,000 - 85,000 = 5,000
月末時点の本店の支店勘定は 5,000(借方残高) と求めることができます。
5,000(借方残高)となるため、本選択肢は不正解です。
本選択肢が正解です。
5,000(借方残高)となるため、本選択肢は不正解です。
支店勘定と本店勘定の残高は賃借反対で必ず一致するため、確認のために支店勘定の月末の残高を計算します。
(借方合計) 70,000 + 15,000 = 85,000
(貸方合計) 30,000 + 60,000 = 90,000
85,000 - 90,000 = △5,000
5,000(貸方残高)となり賃借反対で一致しているため、計算結果は正しいことになります。
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