中小企業診断士の過去問
平成30年度(2018年)
財務・会計 問24

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 平成30年度(2018年) 問24 (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

経済命数がいずれも2年で初期投資額Iが同一である2つの投資案AとBがある。各投資案の各期のキャッシュフローR1、R2が以下のように予測されている。いずれも資本コストは5%であり、そのときの内部収益率rと正味現在価値NPVが以下のように計算されている。

投資案Aと投資案Bのどちらを採択するかについて、内部収益率法と正味現在価値法では結論が異なっている。その理由として、最も適切なものはどれか。
問題文の画像
  • 会計的投資利益率の相違
  • 回収期間法における回収期間の相違
  • 再投資における収益率の相違
  • 割引キャッシュフロー法であるかないかの相違

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この過去問の解説 (2件)

01

3が適切です。

内部収益率は、正味現在価値がゼロになる時の割引率の事なので、内部収益率が資本コスト5%よりも大きければ投資するべきと判断します。
一方で、正味現在価値は、このプロジェクトによって得られるキャッシュフローを現在価値に割り引いて、初期投資額を引くことで求められますので、
その数値が+か-かによって投資可否を判断するものです。
よって、内部収益率と正味現在価値では、再投資における収益率の相違が発生します。

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02

再投資における収益率の相違が要因です。

内部収益率は投資額と正味現在価値が等しくなる時の値のことで、これが資本コストを上回っているかを評価します。一方で正味現在価値は割引率を考慮した現在価値が投資額を上回っているかを評価します。

選択肢1. 会計的投資利益率の相違

上記説明より、不適切です。

選択肢2. 回収期間法における回収期間の相違

上記説明より、不適切です。

選択肢3. 再投資における収益率の相違

正解です。

選択肢4. 割引キャッシュフロー法であるかないかの相違

上記説明より、不適切です。

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