中小企業診断士の過去問
平成30年度(2018年)
運営管理 問14

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成30年度(2018年) 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

JISで定義される現品管理の活動として、最も不適切なものはどれか。
  • 受け入れ外注品の品質と数量の把握
  • 仕掛品の適正な保管位置や保管方法の設定
  • 製品の適正な運搬荷姿や運搬方法の検討
  • 利用資材の発注方式の見直し

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は4です。

現品管理とは、資材、仕掛品、製品などの物について運搬・移動や停滞・保管の状況を管理する活動を指します。これを踏まえ不適切な選択肢を確認します。

1→外注品の品質と数量の把握は現品管理の活動です。よって適切です。

2→仕掛品など物の保管状況の管理は現品管理の活動です。よって適切です。

3→製品の運搬荷姿や運搬方法の検討は現品管理の活動です。よって適切です。

4→発注方式の見直しは現品管理ではなく、在庫管理です。よって不適切なため正解です。

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02

【基礎知識】

生産計画通りに生産を進めるために、生産状況を把握して、生産計画が達成できるようにコントロールしていく必要があります。その活動を生産統制と言います。

今回の問いの現品管理は生産統制の一環となります。

生産統制には以下の3つがあります。

進度管理:日程計画の作業進行状況を把握して調整する管理活動。ガントチャートやカムアップシステム、製造三角図等で管理していく。

現品管理:資材、仕掛品、在庫、製品の品質を確保して、所在と数量を明確に把握する管理活動。材料の管理も必要。

余力管理:作業負荷に対する人員や機械の能力の過不足を調査し、進度を適正化させる。残業、増員、外注などを活用して管理していく。

選択肢1. 受け入れ外注品の品質と数量の把握

外注品の仕掛品を管理することであり、現品管理。正しい。

選択肢2. 仕掛品の適正な保管位置や保管方法の設定

仕掛品の管理に関すること。正しい。

選択肢3. 製品の適正な運搬荷姿や運搬方法の検討

製品の管理に関すること。正しい。

選択肢4. 利用資材の発注方式の見直し

原価管理に関することのため、誤り。

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