中小企業診断士の過去問
平成30年度(2018年)
運営管理 問19
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 平成30年度(2018年) 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
ある製品についての毎期の需要が下表のように予測されている。製品の発注費が 1 回当たり4,000円、保管費が 1 個 1 期当たり20円のもとで、発注費と保管費の総和である総費用を最小化する最適発注計画を考えたい。ただし、製品は、期首に発注し即時に納入される。従って、最適発注計画では、発注は期首在庫量が 0 である期に限られ、発注量はその後の需要量の何期分かになる。また、保管費は、当期に納入された製品の中で、翌期以降に持ち越した量にだけ発生するものとする。
予測されている需要量のもとで最適発注を行ったときの総費用として、最も適切なものを下記から選べ。なお、下表は計算過程の一部を示したものである。
ある製品についての毎期の需要が下表のように予測されている。製品の発注費が 1 回当たり4,000円、保管費が 1 個 1 期当たり20円のもとで、発注費と保管費の総和である総費用を最小化する最適発注計画を考えたい。ただし、製品は、期首に発注し即時に納入される。従って、最適発注計画では、発注は期首在庫量が 0 である期に限られ、発注量はその後の需要量の何期分かになる。また、保管費は、当期に納入された製品の中で、翌期以降に持ち越した量にだけ発生するものとする。
予測されている需要量のもとで最適発注を行ったときの総費用として、最も適切なものを下記から選べ。なお、下表は計算過程の一部を示したものである。
- 7,400円
- 8,000円
- 9,200円
- 10,000円
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この過去問の解説 (2件)
01
まず前提条件を確認し、とりうる発注数のパターンを確認します。製品の発注費用が1回4,000円なので、3期を通して発注費は1回の4,000円、2回の8,000円のみです。3回は12,000円となり、選択肢に無いため消去します。
また、1回のみの発注は第1期の需要に当てる必要があるため、前問(260,0,0)の総費用10,000円となります。
2回の発注を考えると、(140,0,120)もしくは(80,180,0)の2パターンとなります。
(140,0,120)は、発注費8,000円+保管費1200円(第1期の60個×20円)=9,200円
(80,180,0)は、発注費8,000円+保管費2,400円(第2期の120個×20円)=10,400円
よって、最適発注における最小の総費用は9,200円となります。
1→上記より誤りです。
2→上記より誤りです。
3→発注を2回行い、保管費を最小にした最適発注です。よって正解です。
4→発注を第1期のみにした場合の総費用です。よって誤りです。
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02
【基礎知識】
算数の問題になります。
第1期は80個の需要がありますので、必ず80個以上発注する必要があります。
期首在庫が0の時のみ発注できますので、第1期の発注量は、
① 3期までの260個一気に発注する
② 2期までの140個一気に発注する
③ 1期分の80個のみ発注する
の3パターンがあります。①については、発注は1回、在庫は2期に180個保管費がかかり、3期に120個保管費がかかりますので、4,000円+3,600円+2,400円=10,000円となります。
②については、3期分を発注する必要がありますので、発注回数は2回で8,000円となります。第2期に在庫が60個発生しますので、1,200円となり、9,200円で①より安くなります。
③については、①、②のパターンを除くと、在庫なしで毎期発注することになりますので、4,000円×3回=12,000円となります。
以上より、最適なのは②のパターンになります。
上記説明より、不適切です。
上記説明より、不適切です。
正解です。
上記説明より、不適切です。
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